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卵が「冷凍」できるって知ってた? 節約&時短できる保存法とレシピ、専門家に聞きました。

2023年06月24日09時00分 / 提供:東京バーゲンマニア

完全栄養食と呼ばれることもある「卵」。手軽に使える食材のひとつですが、最近ではと卵の価格が高騰し、今まで以上に"無駄にしたくない"という意識が強くなった人も多いのではないでしょうか。

そんなあなたに知ってほしいのが、実は卵が「冷凍」できちゃうこと。冷凍できれば、節約や時短にもつながりそうです。食材の冷凍術に詳しい、冷凍生活アドバイザーの冷凍王子こと西川剛史先生に卵の冷凍についてうかがいました。
生卵は冷凍できる
価格が高騰している卵、実は生卵の状態で冷凍が可能。保存方法と冷凍卵のレシピを冷凍生活アドバイザーの西川剛史先生に伺いました。

【生卵の冷凍方法】
・材料 卵...6個
1、卵を1個ずつ、ラップでふんわりと包む
※ふんわり包むことでラップがクッションの役割となり、凍る前に卵が割れることを防げます。
2、フリーザーバッグに卵を入れて冷凍する
※卵は凍るのに時間がかかるので、丸1日以上冷凍する
※凍ると卵の中身が膨張してヒビが入りますが、問題ありません。
冷凍卵を使ったレシピ
<冷凍卵のダブル目玉焼き>

【材料】(1人分)
冷凍卵...1個
サラダ油...大さじ1
水...大さじ1

【作り方】
1、冷凍卵は凍ったまま水をかけて殻をむき、包丁で縦半分に切る
※冷凍卵は滑りやすいので、手を切らないように注意してくださいね。
2、フライパンにサラダ油をひき、凍ったまま卵の断面を下にして入れ、中火にかける
3、卵がパチパチと鳴りはじめたら、水をかけてふたをする
4、卵が好みの加減に焼けたら、皿に盛りつけ、お好みで野菜などを添える

<冷凍卵の黄身のしょうゆ漬け>

【材料】(1~3人分)
冷凍卵...3個
A(しょうゆ...大さじ3、みりん...大さじ3)
青じそ...3枚
炒りごま(白)...適量

【作り方】
1、冷凍卵はラップをはがし、水をはったボウルに入れて、20~30分流水解凍する
2、卵の殻をむき、黄身だけを取り分ける
3、2の黄身が調味液にひたひたにつかる程度の器を用意し、Aの調味料を入れ、黄身を加えて10分漬ける
4、皿に青じそを敷いて黄身のしょうゆ漬けをのせ、炒りごまをふる

ちなみに、ゆで卵の冷凍は「白身の食感が変わり、水っぽくなってしまうので向いていない」とのことでした。

ゆで卵は冷凍には向きませんが、卵焼きは冷凍が可能だそうです。ポイントは砂糖とマヨネーズを加えること。

「砂糖とマヨネーズが食材を保湿してくれ、美味しく食べられます」(西川先生)

ほかにも混ぜて焼く薄焼き卵やスクランブルエッグなども冷凍できます。ただし、しっかり火を通すことが大切です。

「冷凍」することで、価格高騰している卵も無駄なく使うことができます。また、卵焼きやスクランブルエッグなどの卵料理を冷凍することで、普段の食事やお弁当作りの時短にもつなげられます。

「冷凍」をもっと活用してみると、食材のロスを減らせるだけでなく節約や時短にもなりますよ。
「冷凍」するメリットとコツ 「冷凍」のメリットは3つ
ところで、そもそも「冷凍」することのメリットは、どこにあるのでしょうか。

西川先生によると、「食材を"冷凍"することで、保存がきく、栄養や鮮度をキープできる、節約につながるといった3つのメリットがあります」。

冷凍することで冷蔵より長く保存でき、まとめ買いによる毎日の買い物の手間を減らせるとのこと。また、下ごしらえ済みの食材やおかずを冷凍しておくことで、平日の調理時間を短くできるそう。

また、新鮮なうちに食材を冷凍しておくことで栄養価の減少を抑えることができ、ストックしておけば忙しいときでもバランスよく栄養を摂りやすくなります。

そして、食材を無駄なく使い切ることで廃棄が防げます。

それだけでなく、お買い得な日に食材をまとめ買いをして冷凍することで節約につながるとのこと。
冷凍したら味が落ちる?
食材を冷凍すると「味が落ちてしまうのでは...」と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。

西川先生から教えてもらった、味が落ちないようにする工夫は2つ。

1つめは、買ってきたらすぐに冷凍すること。

「新鮮なうちに、野菜や肉、魚などを冷凍することで鮮度をキープできます。」(西川先生)

2つめは、食材をラップで包み、さらにフリーザーバッグに入れること。

「冷凍室内は乾燥しているので、食材をラップに包んでから、フリーザーバッグに入れて冷凍しましょう。ポイントは空気を抜くことです。空気が入っていると食材の酸化が進んでしまい、味の劣化につながります。」(西川先生)

食材が空気に触れないようにするコツとして、肉や魚を調味液に漬けて冷凍する下味冷凍もおすすめとのこと。

「食材が調味液に漬かっていることにより、空気に触れない状況ができ、酸化を防ぐことができます。」(西川先生)

調味液は、しょうゆや砂糖などの調味料を使うだけでなく、市販の焼き肉のたれなどを使用すれば簡単にできます。

また、「食材によっては冷凍することにより食感が変わってしまうものもある」とし、食感が変わってしまうことは、味の劣化ではなく変化だそう。料理をするときは、冷凍による食感の変化を逆手に楽しんでみるのも良いですね。

西川 剛史(にしかわ たかし)

冷凍生活アドバイザー。
大学では食品栄養学を専攻し、卒業後は冷凍食品メーカー、冷凍食品販売会社に勤務し、商品開発などの仕事に従事。その後独立して冷凍に関する第一人者として、テレビや雑誌、ラジオなどで、幅広く活躍中。家庭での冷凍テクニックを学べる資格講座を開講するほか、冷凍に関する新しい活動や事業、レシピ開発なども積極的におこなっている。

続きは「東京バーゲンマニア」へ

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