2022年12月25日10時05分 / 提供:東京バーゲンマニア
お米を洗った後の「とぎ汁」。なにげなく捨てていませんか? 実はそれ、かなりもったいないかも。お米のとぎ汁は、掃除や料理に使って「家事ラク」ができる、地味にスゴい存在なんです。
今回は、暮らしのなかで役立つお米の「とぎ汁」活用法を紹介します。
ギトギト油もノンストレス!
・油汚れは「とぎ汁のつけ置き」で落ちる
お肉を炒めたフライパンや、揚げものを作った後の鍋や食器。油がこびりついた洗い物って大変ですよね。
スポンジでこすってもなかなか落ちませんし、かといって洗剤をたっぷり使うのはもったいない......。
そんなギトギト油の洗い物にも、とぎ汁が活躍します!
お米のとぎ汁にはたんぱく質がたっぷりと含まれていて、これが"界面活性剤"の代わりとしては働いてくれます。
使い終わった食器やフライパンは、あらかじめとっておいたとぎ汁につけ置きするだけで、頑固な油汚れもスルっと落ちるようになります。
こすり洗いする手間と洗剤の量も節約できて、まさに一石二鳥の技です。
・魚焼きグリル・オーブントースターの汚れもすっきり
洗いにくい魚焼きグリルやオーブントースターを洗うときも、とぎ汁の出番! グリルとトースターのパーツをすべて外し、お米のとぎ汁でこすり洗いすると汚れが簡単に落ちます。
とくに便利なのが、焼き網の部分。
グリル・トースターともに網目についたコゲや汚れって、見た目以上に頑固。特にトースターは、使うたびに毎回洗うわけにもいかないので、蓄積したコゲがなかなか落ちません。こすりすぎて、スポンジがだめになってしまったことが何度もありました。
そんな焼き網も、「とぎ汁につけ置き+こすり洗い」のセットで、油と一緒にコゲが浮いてきれいに洗えます。
10分つけ置きしただけで、こんなに汚れがごっそり......!
お米のとぎ汁に含まれる乳酸菌には消臭効果もあるので、魚焼きグリルのニオイも一緒に落とせるメリットもありますよ。
おうちごはんを格上げ!
・野菜のアク抜きもとぎ汁で手間いらず
アクの強い野菜は、下ごしらえとして"アク抜き"をする必要があります。お湯でゆでる方が多いと思いますが、実はお米のとぎ汁を使うとアクがより抜けやすくなるんです。
とぎ汁の成分であるカルシウムがアクを吸着して、苦みやえぐみを抜き取ることができます。
筆者も大根で試してみましたが、とぎ汁でアク抜きした方が独特のえぐみとくさみが抜けて、さらに美味しくなりました。
これからの時期は、おでんやふろふき大根など、大根がメインの料理も増えるので重宝しそうです!
・フローリングの掃除に
サラッとしているとぎ汁ですが、実は少し油分が含まれています。この油分が、フローリングの掃除に最適!
とぎ汁でフローリングを拭き上げると、汚れが落ちるだけでなくツヤも出て、ワックスがけをしたかのようにピカピカになります。
もちろん、ワックスのように持続してツヤ出しをすることはできませんが、普段のプチ掃除に十分。筆者は、揚げものをした後の床を拭くほか、キッチンの作業台を拭き上げにも活用しています。
小さいお子さんがいて「できるだけ洗剤は使いたくない」という方も、とぎ汁なら安心して掃除に使えます。
フローリングをとぎ汁で掃除するときは、固く絞ったぞうきんを使ってください。また、濃すぎるとぎ汁も拭き残しにつながりますので、気持ち薄めて使うのをおすすめします。
とぎ汁は「家事ラク」に役立つ!
いつもはなにげなく捨ててしまうお米のとぎ汁ですが、洗剤代わりやアク抜きなど、暮らしのなかで使える活用法がたくさんあります。
ほかにも......
・衣類のしみ抜き
・化粧水代わり
・陶器の割れ防止
このように、使い道はいろいろ。食器や調理器具のつけ置きは、お米を洗いながら手軽に実践できるので、一度トライしてみてください。
(筆者プロフィール)
三木 ちな
趣味は貯金、特技は節約のママライターです。業務スーパーは子どものころから通い続け、気づけば歴20年。時間があれば、人気ショップや飲食店のお得情報や裏ワザを探しています。
クリンネスト1級/節約生活スペシャリスト/整理収納アドバイザー2級
続きは「東京バーゲンマニア」へ