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「Tポイント」と「Vポイント」統合へ。何が変わるのか?

2022年10月13日07時00分 / 提供:東京バーゲンマニア

10月に入り、ポイント関連で大きなニュースが飛び込んできました。TポイントとVポイントが2024年春に統合すると、2022年10月3日、各社が報じました。

Tポイントは2003年に開始した共通ポイントの老舗。さまざまなお店でTカードを提示するとTポイントがたまり、たまったTポイントは加盟店で1ポイント=1円として使えます。

Tポイントというとファミリーマートのイメージが強いかもしれませんが、当時のニュースリリースにあるように、Tポイントを最初に採用したコンビニはローソンだったんですよ。

「これに先立ち、株式会社ローソンが展開するローソン約7,700店舗と、新日本石油株式会社が展開する約12,000ヶ所のENEOSサービスステーション各店舗では、2003年10月1日よりTSUTAYA会員証を提示すると「T(ティー)ポイント」がたまります」(2003年9月18日:カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社発表資料より)
Vポイントって何?
Tポイントは多くの人が知っているポイントプログラムだと思いますが、Vポイントとは何でしょうか?

Vポイントは三井住友フィナンシャルグループのグループ内共通ポイントです。

三井住友カードでの決済や三井住友銀行での取引、プロミスの利用などでたまります。たまったVポイントは共通化の手続き(アカウントの連携)を行うことで、三井住友銀行でも三井住友カードでも利用することが可能です。

以前は三井住友カードの利用でたまる「ワールドプレゼント」のポイントと、三井住友銀行の取引でたまる「SMBCポイント」は別々のポイントでしたが、これらを統合したポイントが「Vポイント」です。

例えば、三井住友カードでためたVポイントを三井住友銀行でのオンライン振込時に手数料の割引として利用するなどができます。

Vポイントは振込手数料の充当だけでなく、クレジットカードの利用料金に充当したり、Vポイントアプリにチャージすることで、オンラインショッピングで利用したり、Apple Payなどに登録してVisaのタッチ決済などで利用することができます。

多くのVisa加盟店で利用でき、さらにクレジットカードの利用料金に充当すれば、新たに商品を買う必要もありません。非常に便利なポイントプログラムですが、知名度がイマイチ。

知名度はありませんが、ポイントはたまりやすい。

大手コンビニで、年会費無料の三井住友カード ナンバーレス等をタッチ決済で利用すると5%のVポイントがたまります。

家族も同じようなスタンダードカードを保有していると1人につき+1%となり、大手コンビニなどで最大10%還元です。
統合で何が変わるの?
VポイントとTポイントが統合すると、Vポイントは知名度がアップします。元々使いやすいポイントでも、「使い方がわからない」「そもそもポイント名を知らない」などで使われないこともあったと思います。

一方のTポイントは、大量のポイントを発行する原資がありません。

例えば、Pontaポイントはauが、dポイントはドコモがポイントを大量に発行しています。楽天ポイントは楽天市場などで毎月のように買い回りなどでポイントがたまりやすい仕組みがあります。Tポイントはこのような仕組みがなく、Tポイントの加盟店への送客力(お客さんを加盟店に送る力)が弱い状態でした。

そのため、Tポイントは大量にポイントを発行している楽天ポイントやdポイントなどに加盟店を奪われていた状況が続いていたわけです。

Vポイントは知名度がアップし、Tポイントは原資を獲得できるため、統合するメリットは双方にありそうです。

今後は、今まで以上に共通ポイントの戦国時代となり、消費者にとっては大型キャンペーンなどでおトクになる可能性が高いです。Vポイント・Tポイントの動きに注目しましょう。

菊地崇仁

ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。

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