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2型糖尿病を有する人の炭水化物摂取割合と予後の関連性が明らかに

2025年04月18日16時40分 / 提供:PR TIMES

― 食事栄養素のバランスの重要性 ―

順天堂大学大学院医学研究科代謝内分泌内科学の三田 智也 准教授、綿田 裕孝 教授らの研究グループは、一日の摂取エネルギーに占める炭水化物の割合が高いことが、2型糖尿病を有する人の心血管イベント*¹や死亡のリスクの増加と関連することを明らかにしました。今回の研究では、2型糖尿病を有する人を対象に、食事を含む生活習慣を質問票で評価し、最大10年間にわたって心血管イベントや死亡の発症状況を追跡しました。その結果、炭水化物の摂取割合が高いほど心血管イベントや死亡のリスクが増加し、逆に、炭水化物の摂取量を減らし、蛋白質や脂質の摂取量を増加させることがそのリスク低下に寄与することが分かりました。特に、動物性の蛋白質や脂質を増やすことで、心血管イベントや死亡の発症リスクが低下しました。また、飽和脂肪酸*²の摂取割合が高いことも、心血管イベントや死亡のリスク低下に関連していました。これらの結果は、2型糖尿病を有する人の心血管疾患予防のために、食事に含まれる栄養素の調整が非常に重要である可能性を示唆するとともに、その方法は欧米人と日本人では必ずしも同じではない可能性を示唆しています。本研究成果は、米国内分泌学会雑誌「Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism」のオンライン版に2025年3月21日付で公開されました。

本研究成果のポイント

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