2025年04月10日11時45分 / 提供:PR TIMES
※本リリースは、米国時間2025年4月2日に米国Kong Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。
APIプラットフォームのリーディング企業である Kong 株式会社 (コング、本社:東京都港区、代表取締役社長:有泉 大樹)は、2025年4月2日、生成AI(GenAI)およびエージェント型AIを本番環境で安全に運用するためのセキュリティ・ガバナンス機能を備えた最新バージョン「Kong AI Gateway 3.10」の提供開始を発表しました。本バージョンでは、大規模言語モデル(LLM)の「ハルシネーション」を防ぐための自動化されたRAG(Retrieval-Augmented Generation)パイプラインや、パスワードやコードを含む20以上のカテゴリにわたるPII(個人識別情報)の保護とマスキングを可能にする新プラグインを搭載。12言語および主要なAIプロバイダーに対応しています。
Kong Inc. CTO 兼 共同創業者 Marco Palladinoは次のようにコメントしています。
「AIの進化が加速する中、企業はその可能性を最大限に活用するために、強固なAIインフラを採用する必要があります。今回のアップデートにより、KongはAIエージェントの安全かつ効果的な導入を支援し、シームレスな統合とユーザー体験の維持を実現します。また、LLM特有の課題であるハルシネーションの削減やデータガバナンスの向上にも貢献します。」
■Kong KonnectプラットフォームにAI Gatewayを統合
「Kong AI Gateway 3.10」は、Kongが提供するAPIライフサイクル管理プラットフォーム「Kong Konnect」にも統合されます。APIが安全で高性能かつ発見可能であることは、イノベーションを実現するうえで不可欠です。KonnectはAPIの運用を統合・保護・効率化し、ガバナンス・自動化・マネタイズ機能を内包することで、デジタル体験やAIアプリケーションの開発を加速します。
■Kong AI Gateway 3.10の主な機能
AI RAG Injector
- LLMのハルシネーションを削減:自動RAGパイプラインにより、ベクトルデータベースをリアルタイムでクエリし、プロンプトに適切な情報を自動追加。既知のナレッジソースを活用してLLMの応答精度を向上。
- セキュリティとコンプライアンスを強化:RAGの処理をAI Gatewayが担うことで、ベクトルDBを安全なゲートウェイの背後に配置し、組織全体で精度向上と一貫性を確保。
- 開発者の生産性を向上:従来手作業で構築されていたRAGパイプラインを、ローコード/ノーコードで簡素化。プロンプトの埋め込み生成から関連データの取得、リクエストへの自動追加までを一括で対応。
自動PIIマスキング機能
- セキュリティとガバナンスの強化:個人情報、パスワード、その他20以上のPIIカテゴリに対応。グローバルプラットフォームレベルでの一括管理により、すべてのアプリケーションで一貫したデータ保護を実現。
- エンドユーザー体験の向上:単純なマスキングやトークン化に加え、プラットフォーム側の設定により、マスキングされた元のデータを応答時に再挿入することも可能。シームレスかつパーソナライズされた体験を提供。
Kong AI Gateway 3.10は、企業がAI活用において直面する代表的な障壁を取り除き、安全かつ迅速にAIアプリケーションを導入できる環境を整備します。
詳細は以下のリンクをご覧ください:
https://konghq.com/products/kong-ai-gateway
参考情報
- Kong AI Gateway 3.10によるAIガバナンス強化
- 自動化RAGによるLLMハルシネーションの解消へ
- PII Sanitization - LLMやAIエージェントにおける個人情報保護がより容易に
Kong について
クラウドAPIテクノロジーのリーディングカンパニーであるKongは、世界中の企業が「APIファースト」な組織へと進化し、安全にAI導入を加速できるよう支援しています。スタートアップからFortune500企業まで、あらゆる規模の組織に対して、開発者の生産性向上、安全なアプリケーション構築、市場投入の迅速化を実現しています。
会社概要: https://jp.konghq.com
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