「常にフラット、かつプロフェッショナル」ーー非常に抽象的な言葉だが、筆者が萩原利久に対して思う言葉だ。映画、ドラマ、冠番組……萩原利久をテレビで見る機会は幅広い。しかし、そのどれに対しても真摯に向き合っている印象があるのだ。そしてそれは“好き”に対しても、言えること。目の前のことに一直線な萩原は、お笑いコンビ・ジャルジャルの福徳秀介による小説『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』の映画化にどのように挑んだのか。話を聞くと、彼なりの葛藤が見えた。
かけがえのない特別な時間は「試合を観ている時」