2024年03月17日12時00分 / 提供:ぴあニュース
『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』がWOWOWで放送・配信中だ。18年前に起きた凄惨な「女子高生両親殺害事件」を小説にしようとする編集者・橋本(演:桐谷健太)や新人作家・沙奈(演:倉科カナ)たちが、取材をする中で事件に秘められた真実に近づいていく物語。原作は真梨幸子による同名小説で、“イヤミスの名手”とも呼ばれる真梨作品だけに、予想を超える衝撃の展開が話題となっている。本日放送の第3話は全5話のうちのちょうど折り返し地点だが、物語を大きく動かし始めるのが、死刑囚の大渕秀行(演:橋本良亮)とその妻・礼子(演:蓮佛美沙子)という歪な関係の夫婦だ。
大渕は「女子高生両親殺害事件」の主犯格として服役中の死刑囚。当時付き合っていた交際相手の高校生・青田彩也子を洗脳し、彼女の両親を殺害した罪で死刑が確定した。彼と関係のあった人間の証言では、若い頃から狡猾で、相手を巧みに利用し、幼い頃から殺人を犯すことも厭わない残忍な人間だというが……。一方の礼子は、法廷画家として大渕の裁判を傍聴したことがきっかけで、大渕と獄中結婚。エリートの一家に育つも家族から孤立し、半ば家族に復讐するかたちで結婚し家を飛び出した。常に疎外感を感じており、大渕の存在に依存するようになり、洗脳されていく。