2023年02月18日21時53分 / 提供:らばQ
隣国同士で争うのはよくあること。
ギリシャとトルコは東地中海の領海問題(キプロス問題)などを始め、歴史的に緊張状態にある間柄。
しかしながら、お互いに地震が起きたときだけは助け合う関係にあります。
"Earthquake diplomacy" between Turkey and Greece : Reddit
「ギリシャ・トルコの地震外交」と呼ばれています。
( Greek-Turkish earthquake diplomacy - Wikipedia )
1999年夏に両国を相次いで襲った地震をきっかけに始まり、両国がどんな関係であっても、どちらかに地震があったときには助けるようになりました。
関係改善を目的としたもので、お互いに地震の痛みをよく知るからこそでしょう。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●自然災害:争いをおさめる偉大なもの。
↑人は力を合わせて母なる自然と立ち向かい、そして殺してしまうんだ。
↑第一次世界大戦中の東部戦線で「オオカミ条約」があった。ドイツとロシアの両部隊がオオカミの襲撃に手を焼いたので、オオカミを狩るためにお互い停戦した。
↑なぜそれが大ヒット映画になってないんだ。
●トルコ人だけど、ギリシャが好きだよ。
実際、ほとんどの国の人がギリシャを好きだと思う。愚かで貪欲で不名誉な政治家と金の亡者たちが市民を戦わせたがる。幸運で健康でも、わずか60や70年しかこの世に生きられないのに、なぜお互いに戦って嫌い合うんだ……。
↑これは一般的なストーリー。インターナショナルスクールへ通ったけど、パレスチナ人とイスラエル人の生徒は互いに良い友人だった。みんな文化を共有したがっていた。本当に心の底から残念。
↑インド人だけどアメリカでパキスタン人と出会った。(※3度の戦争が起こり対立は今も続いている)
その感情が共有できるよ。我々はまったく同じで、ただ国境で分けられただけ。お互いビリヤニ(混ぜご飯料理)、クリケット、ティーを愛する国民性(自分はコーヒーが好きだけど)。
●これは心温まるし、とても興味深い。
↑その通りだが、少し残念なのはこれが始まったのが1999年だということ。個人的に紀元前1999年を望んでいた。両文明はとても古く、4000年くらい同じ停戦協定があると思っていた。心は温まったが溶けるのを望んでいた。
↑トルコ人がアナトリア半島にいるのは1000年未満だけどね。
●両国間に政治不和はあるけど、大半の人々はお互いに嫌悪感が大きいわけではないと感じる。ちょっと疑うところもあるけどね。
でも自然災害となれば両者がお互いに理解しあえる。自分はトルコにいるが、何かギリシャで起こったら助けてあげたいと思う。
●自分の理解ではギリシャ人とトルコ人は「保護者・守護者」のメンタリティを持っている。彼らは頑固でいつも正しい。何らかの危機が起これば、意見の不一致などは乗り越えられる。
●レーガンがソ連に、エイリアンからの攻撃があったときは協力し合うことを同意させたようなものだな。
その状況はバカなことに見えるが、何かひとつでも同意できることがあったのは驚き。
●ギリシャとトルコは何世紀も争っているが、ギリシャの解放レジェンドで元首相のエレフテリオス・ヴェニゼロス氏は、ムスタファ・ケマル・アタテュルク(トルコの元大統領)をノーベル平和賞にノミネートしていたよ。
↑両者とも偉大だよ。
●ギリシャ人だけど、ご近所さんを助けることに何の問題もない。政府が援助チームを送ることを期待する。両国とも自然災害を扱う多くの経験がある。お互いの国で同じことをすると思う。
●災害を必要とせずとも、私たちの本来の姿を出せる世の中になってほしい。
どこの国でも、災害に見舞われたときは助け合いができる関係でありたいものですね。
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