2025年04月16日10時00分 / 提供:マイナビニュース
2025年3月27日、ダイワロイネットホテルズ初のリゾート型ホテル「BATON SUITE(バトン スイート)沖縄古宇利島」が沖縄北部の古宇利島にオープンした。全35室がスイートルーム&オーシャンビューという新ホテルを訪ねたので、その全貌を紹介する。
エメラルドグリーンの海に囲まれたサンゴ礁の島・沖縄古宇利島
沖縄県北部にある古宇利島は、サンゴ礁でできた周囲約8キロメートルの小さな島。今帰仁村に位置し、隣の屋我地島とは全長約2キロメートルの古宇利大橋で結ばれており、那覇空港からは車を使い約90分でアクセスできる利便性の高い離島だ。美ら海水族館や、この夏オープン予定のテーマパーク「ジャングリア」からもほど近い。
透明度の高いエメラルドグリーンの海は、うちなーんちゅも太鼓判を捺すほどの美しさ。ダイビングをはじめシュノーケリングやクリアーカヤック、水圧で空を飛べるフライボードなど、マリンアクティビティの絶好スポットとなっている。また、嵐のCMで有名になった「ハートロック」や、トロピカルガーデンを自動運転カートで巡ってアクセスする展望施設の「古宇利オーシャンタワー」など観光名所も点在しており、見どころも十分だ。
ダイワロイネット初のリゾートホテル
そんな古宇利島にオープンしたのが「BATON SUITE 沖縄古宇利島」。35室の客室は全て最大4人まで宿泊できる約67平米の広々としたスイートルームという贅沢な造りだ。
ロビーでは、窓一面に広がるエメラルドグリーンの海と古宇利大橋を見渡す絶景が出迎えてくれる。沖縄の青い海や波をイメージした内装は、上質でスタイリッシュな雰囲気だ。
チェックインはゆったりとしたソファやチェアに座りながら。トロピカルフルーツジュースや沖縄県国頭村産の煎茶のウェルカムドリンクで、到着した瞬間から南国を感じられるのも嬉しい。
客室は落ち着いた雰囲気の中に沖縄の海をイメージした青色が映える、上品さとスタイリッシュさを兼ね備えたインテリアが特長だ。1階に位置するガーデンスイートのみ子連れ利用が可能で、2階から4階は大人のみ宿泊が可能となっている。
全室窓際にはデイベッドが配されているほか、プライベートバルコニーもあり、海風を肌で感じながら景色を眺めたり、星空を見上げたりすることもできる。
バスルームも景色の良い全室ビューバスだ。
女性に嬉しいバスアメニティの充実ぶりも見逃せない。歯ブラシやコームはもちろん、沖縄ならではのバスソルトやスキンケアアイテム、さらにはReFaシャワーヘッド(ファインバブルU)、ReFaドライヤー(スマートW)、客室によってはReFaのストレートアイロンやカールアイロンまで置いてあり設備が美容サロン並み。
さらに全室オーブンレンジや洗濯乾燥機も完備。ミニキッチン付きの客室もあり、長期滞在にも便利だ。
冷蔵庫内のドリンクもすべて宿泊費込み。バルコニーで潮風を感じながら、湯上りにオリオンビールで乾杯できるのは嬉しい限り。
さらに沖縄紅茶や煎茶が置いてあるほか、ホテルオリジナルブレンドのコーヒー豆、専用ミル、ドリッパーもある。挽きたて、淹れたてのコーヒーが、リゾートステイをさらに格上げしてくれそう。
また1棟限定の専用テラス付きヴィラは、愛犬(生後半年以上、体重15キログラム以下、2匹まで)との宿泊も可能となっている。客室レイアウトは一緒だが、小さなお庭付きなので、愛犬ものびのび過ごせそうだ。
リゾート内には宿泊者専用のプールもある。水深20センチメートルの浅いエリアと120センチメートルの深いエリアがあるので、子連れも安心だ。夜はライトアップされ、幻想的な雰囲気へと様変わりする。
沖縄県産食材メインの洗練された地中海グリル料理レストラン
リゾート内にあるレストラン「OCTO(オクトー)」では、沖縄県内や全国の生産者から取り寄せた食材を地中海沿岸諸国の食文化や技法を取り入れた料理として楽しめる。
ギリシャのサントリーニ島を思わす真っ白で丸みを帯びた外観や、エキゾチックなインテリアも目を引く。
料理はスペインJosper社の特別なチャコールオーブンを用い、炭火で仕立てる沖縄県産牛のステーキや、窯内温度が500度になる石窯でイタリア出身の職人が焼き上げるピッツァなどが名物。ボンゴレビアンコに古宇利島産の生アーサを合わせたり、パエリアに沖縄県産のタコを大胆にトッピングしたり、地中海諸国の食文化と沖縄県産食材のコラボレーションが巧みだ。
朝食(3,800円)は和朝食と洋朝食の2種類から選べる。和食は9種類の豆皿料理がメインで、チャンプルーやもずくなど琉球料理も含まれる上、朝から国産牛ステーキが味わえるというのはさすがグリルレストランだ。
店内は窓が大きくとられており、古宇利島ブルーの海や古宇利島大橋が見渡せる特等席。
さらにテラス席も34席あり、こちらからももちろんオーシャンビューの絶景が拝める。1組(2~8名仕様)限定のBBQエリアもあるので、ファミリーやグループ利用にもよさそうだ。ちなみにレストランは宿泊者以外も利用することができる。
宿泊者専用のエステサロンでリゾートならではのスパ体験も
リゾートステイに欠かせないスパも完備。沖縄ハーブを配合したオリジナルコスメや、月桃やゴーヤなど沖縄ならではの素材を使ったオールハンドトリートメント(ボディ・フェイシャル60分1万7,500円~)で心と身体を癒やしてもらえる。
エメラルドグリーンの海を見渡す絶好のロケーションと、海外リゾートを彷彿とさせる設え、沖縄の食の魅力を地中海グリルという表現で味わえるレストランなどがそろう「BATON SUITE 沖縄古宇利島」。全室スイートかつオーシャンビューのリゾートホテルでありながら、1室3万円~(料金変動あり)と手が届きやすい価格帯なので、次のお休みの滞在先候補に入れてみては?
取材協力: BATON SUITE沖縄古宇利島
中森りほ 中森りほ グルメ系Webメディアの編集を経て2017年よりフリーライターに。毎月各地を訪れ、ホテルや飲食店を中心に取材、撮影、執筆。フードアナリストの資格も持つ。 仕事実績:https://nakamoririho.com/portfolio/ この著者の記事一覧はこちら