2025年04月11日20時15分 / 提供:マイナビニュース
先月、ChatGPTを開発しているOpenAIが、新機能としてリリースした「4o Image Generator」ですが、アニメ風のイラストが簡単に作れるとして世界中で話題になりました。現在では、無料版のChatGPTでも使えるようになっているので、面白い使い方を含めて紹介します。
○まずは写真をアニメ風に加工してみよう
無料版のChatGPTで生成できる画像は1日3枚までに制限されているので、失敗なくアニメ風の写真を作りたいです。記念写真を○○風に加工するには、ChatGPT(モデル4o)とのチャットに、画像ファイルを添付した上で次のようなプロンプトを記述します。
添付した写真をアニメ風に加工して。
例えば、こちら( https://www.pakutaso.com/20240955264post-52106.html )にある人物のフリー素材の写真をアニメ風に加工してみました。
どうでしょうか。一言「アニメ風に加工して」と書いて写真を送信するだけで、写真がアニメ風になるので、とても楽しいです。OpenAIは、公開からわずか1週間で、世界中のユーザー1億3000万人が合計7億枚の画像を生成したと公表しています。
○人物を差し替えたり画像の一部加工も簡単
なお、ChatGPTが良いのが、これまでの画像加工ツールと違って、アニメ風に変換した後に、改善したい点を、さらに指示できる点にあります。
先ほどChatGPTでアニメ風に加工した画像のチャットの続きにて、次のようなプロンプト(指示文)を追加で与えてみました。
素晴らしいです。
ただし、左の人物をもう少し若くてイケメンにしてください。
後方の男性2人をもっと小さくして、目立たない感じにしてください。
すると、次のような画像を生成してくれました。もともとの画像では、新入社員の女性が中心でしたが、左の男性を若くしたことで、男女ペアが仕事で頑張る感じに加工できました。
ただし、少し気になるところもあります。さらに、加工の指示を与えてみました。
良い感じですが、生成した画像に対して次の加工を行ってください。
- 後方の男性を消してください。
- カメラを広角にして描画して、会議室を多く描画してください。
すると下記のような画像が生成されました。背景がスッキリし、画角も広くなったことで、より良い仕上がりになりました。
このように、チャットの中で画像をブラッシュアップしていくことができるのが良いところです。
○いろいろなスタイルに加工できる
さらに、「○○風にしてください」と依頼することで、様々なスタイルに加工することができます。「アメコミ風」「ピカソ風」など、好みのスタイルに加工することが可能です。そのほかにも「水彩画を用いた写実的なイラストにしてください」と画風を指定することができます。
ただし、具体的なアニメの名前などを指定すると「コンテンツポリシーに抵触する」と画像生成を断られることがあります。また、キャラクターそのものを書かせることは著作権の問題になりますし、使用にあたってはプライベートな用途に限定した方がよいでしょう。
スタイル変換に使えるプロンプトをまとめてみると、以下のように指定することができます。
- アニメ風に加工してください
- 少女マンガ風に加工してください
- ピカソ風に変換してください
- ゴッホ風に変換してください
- モネ風に変換してください
- 葛飾北斎の浮世絵風にしてください
- ドット絵風にしてください
- 水彩画風にしてください
- 油絵風にしてください
- サイバーパンク風にしてください
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