2025年04月10日18時32分 / 提供:マイナビニュース
弥生はこのほど、法人向けクラウドサービス「弥生会計Next」の正式版リリースと「弥生給与Next」のアップデートについて発表し、記者説明会を開いた。「弥生Next」シリーズは2023年10月に同社が発表した、「つながる、はじまる、もっといい未来」というコンセプトの下でスモールビジネス事業者の業績向上を支援する新ブランド。
説明会の冒頭、2024年10月に新社長に就任した武藤健一郎氏が登壇。以下のように挨拶を述べた。
「当社は『あなたの事業コンシェルジュ』から、『この社会に、挑戦の循環を。』へとコーポレートスローガンを変更した。また、新しいミッションとして『中小企業を元気にすることで、日本の好循環をつくる。』を掲げた。中小企業は労働人口の減少が進み、外部環境の変化が激しく経営のかじ取りが難しくなっている。当社が日本で最も中小企業のバックオフィス業務を理解していると信じており、中小企業を助けることは当社にとってのチャンスでもあるし、義務だとも言える。中小企業経営者がデータを利活用して意思決定するためのパートナーになる」
「弥生会計Next」を正式リリース
弥生会計Nextは、誰もが簡単に利用でき、完全自動化による業務効率化と経営支援による業績向上をコンセプトとしたプロダクト。簿記や経理の知識を持たない人でも利用できるよう、開発時にユーザーインタビューを重ねたという。
同サービスは会計業務に加えて、経費精算や請求業務、証憑の保存・管理を同じシステム内で完結できる特長がある。金融機関や各種サービスの取引データを自動で取得するため、会社の会計に関する業務内容やデータを相互に連携できるようになる。
初期設定で4つの質問に答えるだけで利用を開始できるほか、新設法人の登録はチャット形式で画面の指示に従って必要項目を入力すれば完結できる。仕訳業務ではAIが推測する勘定科目をクリックすることで登録できるなど、簡単に使えるインタフェースを目指した。
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