2025年04月08日15時43分 / 提供:マイナビニュース
三菱電機は4月3日、東京・大阪在住の男女に向けて実施した「エアコンの試運転に関する意識調査」の結果を発表した。調査は同年3月18日〜19日、30代〜50代の600人を対象に行われた。
まず、昨年に夏に向けてエアコンの試運転を行ったかどうか聞いたところ、「行った」との回答は44.5%にとどまった。また、試運転の時期は、エアコンの設置・修理依頼がひっ迫する6月〜8月を3割が占める結果となっている。
試運転を実施しなかった人に、その理由を尋ねてみると、「必要性を感じなかったから」の回答が31.6%で最多となった。
次に、夏のエアコン故障経験の有無を聞いたところ、「故障したことがある」と答えたのは21.5%であった。
夏のエアコン故障時の具体的な困りごととしては、29.5%が「暑さで就寝時に辛い思いをした」、27.1%が「設置・修理に想定よりも日数を要した」、26.4%が「急遽エアコンを購入したり修理の依頼をして出費がかさんだ」と回答している。
エアコンの設置・修理を業者に依頼してから修理が行われるまでかかった期間についての質問では、合わせて38.9%が1週間以上待った事が分かった。
同社の"エアコンのプロ"とされる空調冷熱システム事業部の久田優美さんによると、暖房運転が問題なくできていたとしても、冷房の試運転は必要となるとのこと。
また、夏場はエアコンが故障しても修理実施までに2週間以上かかる場合があるという。早めの試運転の実施が重要となるほか、エアコンの調子が悪い場合には暑さが来る前に修理または買い替えを済ませておく事が推奨される。
○試運転のポイント
試運転の際には、電源プラグやコンセントのチェック、冷房運転にて設定温度を最低にして10分程度運転する事を最低限行うとし、さらに念入りに行う場合には設定温度・風量をそのままに、さらに20分程度運転するのが望ましいとのこと。
試運転の最適なタイミングは、「4〜5月中の外気温が21℃以上」の日としている。冷風が出てこない・室内機から水漏れがある・異音や異臭がするなどに当てはまる場合は、早めにメーカーや販売店に連絡したい。