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Amazonの衛星通信「カイパー」本格展開へ、最初の27基は4月9日打ち上げ

2025年04月04日19時00分 / 提供:マイナビニュース

米Amazonは、地球上のほぼすべての場所・地域に高速かつ低遅延のインターネットを提供するという「Project Kuiper」(プロジェクトカイパー)の最初の衛星群27基を、米東部夏時間4月8日(日本時間4月9日午前1時)に打ち上げる。

カイパーの衛星群27基は、米フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地から、米宇宙開発ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)の「アトラスV」(Atlas V)ロケットによって打ち上げられ、高度450kmの地球周回軌道に配備される予定。Amazonによると、今回の衛星の積載量はアトラスVロケット史上、最も重いペイロードになるとのこと。

ミッション名は「Kuiper Atlas 1」にちなみ、「KA-01」と名付けている。ULAのWebサイトでは、打ち上げの約20分前からライブ配信を行う予定だ。

プロジェクトカイパーは低軌道衛星を使ってインターネットを提供する計画で、2025年後半のサービス提供開始を予定。同プロジェクトの第1世代衛星システムには3,200基以上の低軌道衛星を含んでおり、初期コンステレーションを配備するために、1回の打ち上げごとに数十基の衛星を宇宙に送り出す打ち上げを合計80回以上確保。今回のKA-01はその第一歩という位置づけ。

KA-01で打ち上げる衛星は、2023年10月のプロトフライトに成功した2基の試作衛星から大幅にアップグレードしたもので、フェーズドアレイアンテナ、プロセッサ、太陽電池アレイ、推進装置、光衛星間通信システムなど、さまざまなシステムのパフォーマンスを強化。

さらに衛星を独自の誘電体ミラーフィルムでコーティングし、反射した太陽光を分散することで、地球から宇宙を観測する天文学者からの可視性を低減する効果があるという。

Amazonは、今後数年をかけてアトラスVによる打ち上げを7回行い、ULAの大型ロケット「バルカン・ケンタウルス」(Vulcan Centaur)による38回の打ち上げも予定。さらに、アリアンスペースやブルーオリジン、スペースXなどによる30回以上の打ち上げも計画している。

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