大幅な役員人事を発表したフジ・メディア・ホールディングスと子会社のフジテレビ。この中で注目の一人は、両社の独立社外取締役に新たに就任するエミウム代表取締役の稲田雅彦氏だ。
1982年生まれの42歳で両社の最年少役員となる稲田氏は、東京大学大学院修了後、09年に博報堂へ入社。13年に製造業向けのオンデマンドサービスなどを手がける「カブク」を設立し、19年に投資会社「DNX Ventures」のInvestment Vice President、そして2020年に歯科向けクラウドソリューション事業などを手がける「エミウム」(東京医科歯科大学発ベンチャーとして認定)を設立した。