2025年02月21日16時16分 / 提供:マイナビニュース
アサヒビールは2月21日、2025年事業方針説明会を開催。4月15日には7年ぶりとなるビールの新ブランド「アサヒ ザ・ビタリスト」を発売すると発表した。
○ビール新ブランドは苦味を追求した「アサヒ ザ・ビタリスト」
4月15日に発売となる「アサヒ ザ・ビタリスト」は、爽快な苦みとスッキリとした後味が特長のビール。ビール愛飲家が"苦味"を重視していることに着目し、「うまみのある苦み」と「キレのあるビール」を両立した味わいに仕上げた。
実際に飲んでみると、「スーパードライ」とは全く異なる味わい。柑橘を思わせる爽やかな香りとともに、苦味がすっと抜けるようなおいしさだった。缶は黒と金色のカラーリングで、ビターで濃厚な味わいを表現している。
○"冷え"に注目して「スーパードライ」の辛さを新提案
主力の「スーパードライ」については、ビールの温度を4℃未満で提供する店を「スーパーコールド認定店」に設定する取り組みをスタート。
5月20日からは、飲み頃に冷えると缶のデザインの色が変わる「アサヒスーパードライ 示温インキ デザイン缶」を限定発売するほか、「スーパードライ キンキン冷感タンブラー」付きの商品も展開する。
○「未来のレモンサワー」全国発売やスマドリの拡充も
さらに「未来のレモンサワー」の全国発売も発表。3月11日からは首都圏、関信越、東海、北陸、近畿エリア、6月24日からは中四国・九州エリアで展開し、9月には北海道・東北エリアへと販売エリアを拡大する。
他にも、スマートドリンキングの普及を目指したプロ人材「スマドリアンバサダー」の社内育成や、果実感を味わえるノンアルコールカクテルテイスト飲料の「アサヒ よわない贅沢」の販売を計画している。
アサヒビール株式会社の代表取締役社長・松山一雄氏は、日本の酒類市場全体について、「少子高齢化やビール離れ、アルコール規制法などがある厳しい状況」とコメント。
「やはりビールを活性化させていくということが、我々の一丁目一番地となる」としながらも、"スマドリ"(=スマートドリンキング)にも力を入れていくとした。