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『御上先生』奥平大兼、神崎拓斗役で報道の恐ろしさを実感「人の人生を壊すことも…」

2025年02月02日11時34分 / 提供:マイナビニュース

俳優の松坂桃李が主演を務めるTBS系日曜劇場『御上先生』(毎週日曜21:00~)で、隣徳学院3年2組の生徒で報道部の部長・神崎拓斗を演じている奥平大兼にインタビュー。神崎をどのように演じているのか、また報道に対して感じていることなどを聞いた。

本作は、教育のあるべき真の姿を描く大逆転教育再生ストーリー。東大卒のエリート文科省官僚の御上孝(松坂桃李)が隣徳学院3年2組の担任教師になり、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく。

奥平が演じる神崎は、報道部の部長でジャーナリスト志望。新聞記者の父親に対しては尊敬と反発の入り混じった複雑な感情を抱いている。正義感があり成績優秀だが、喜怒哀楽を表に出さないタイプ。クラスの空気を支配してしまうようなカリスマ性がある。

――神崎拓斗をどんな人物だと捉えていますか?

背伸びして大人ぶっていて、家もすごくいい家で育って、自分なりにやりたいことをやっているという子で、今まで打ち負かされることがなかったような子だと思いますが、御上先生が来て、初めて家族以外で打ち負かされることに。僕も最終的に神崎がどういう風に変わっていくのかわかっていませんが、今撮影している段階だと、自分は完璧な人間だと思っていた人がこんなに打ち負かされると、どうしようもない気持ちというか、自分がどうしたらいいのか全くわからないし、でもクラスの子たちには堂々としてたいし。毎シーンどうしたらいいのか難しくて、監督とかと話し合いながら演じています。

――神崎はジャーナリスト志望の生徒ですが、演じるにあたってジャーナリストやニュースに関して研究されましたか?

特にしていません。完成していると面白くないですし、神崎のお父さんが新聞記者をしていて、お父さんの仕事に憧れている部分もあるんですけど、反発心も持っているので、たぶん普通の取材だったり書き方とは違う書き方をするような子だと思うんです。なので決めすぎるのではなく、もうちょっと自分の中で楽しみたいという部分があったので、そこまで深く研究してないです。

――ご自身的にはどんなニュースに興味がありますか。

幸せなニュースですね。パンダのニュースとか(笑)。もちろん日本や世界で何が起こっているのかというのを見るのは大事だと思いますが、僕は動物のニュースとかそういうのばっかり見ていたいです。

――ご自身は俳優をやられていて、普段は報じられる側だと思いますが、報道に関して思っていることなどありましたらお聞かせください。

今回、神崎という役を演じて、報道は人の人生を壊すこともあるんだなと思いました。書いている側や見ている側には見えないその裏で、いろんなことが起きているんだなと。現実にそういう方はいっぱいいらっしゃると思いますし、報道や情報の恐ろしさをすごく感じました。

――報道や情報との向き合い方で意識していることを教えてください。

簡単に鵜呑みにはしないようにというのは心がけています。どこの誰だかわからない人が言っているものを簡単に信じるのではなく、できるだけ自分で調べてちゃんと理解できるまで信用しないようにしていますが、実際にできているかはわかりません。

――その意識は『御上先生』に出演して高まりましたか?

そうですね。神崎は断片的なところだけを見て、事実とは違う風に解釈してしまっていて、現実でもそういうことはいっぱいあると思うので。少しでもその意識があれば何かしら変わるのかなと、神崎を演じてそう思うようになりました。

――改めて、視聴者の方たちに『御上先生』をどのように楽しんでもらいたいかお聞かせください。

普段生きていたら触れないような話や政治的な話が出てきます。僕もこの台本を読んでなかったら知らないことがたくさんありましたし、このドラマを見てくださる方々も、こんなのがあるんだと知るきっかけになることがたくさんあると思います。現実世界で問題になっていることを知るきっかけになるだけでもいいと思いますし、それでいい方向に変わっていったらうれしいなと思います。

■奥平大兼
2003年9月20日生まれ、東京都出身。映画『MOTHER マザー』(20)で長澤まさみ演じる秋子の息子・周平役としてデビュー。同作にて第44回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、数々の新人賞を総なめにした。主な出演作に映画『マイスモールランド』(22)、『あつい胸さわぎ』『ヴィレッジ』『君は放課後インソムニア』(23)、『PLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』『赤羽骨子のボディガード』『Cloud クラウド』(24)、ドラマ『恋する母たち』(20/TBS)、『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(23/日本テレビ)、ディズニープラス『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』など。

(C)TBS

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