2024年11月26日11時46分 / 提供:マイナビニュース
キヤノンマシナリーは11月26日、同社のダイボンダー「BESTEMシリーズ」の最新製品となる300mmウェハ対応IC/LSI用ダイボンダー「BESTEM-D610」を発表した。
同装置は、同社の汎用IC向けダイボンダー「BESTEM-D510」の後継に位置づけられており、1時間あたりのボンディング回数(UPH)を従来機比で10%向上された。これにより1秒間に5.5個のチップをボンディングできるようになったほか、ユニットの剛性を1.5倍に強化したことで、高速動作時でも振動を抑え、直線描画性能が引き上げられ、従来機比で3倍の速度で塗布しても安定した動作を実現したという。また、熱膨張による搭載位置精度の低下を自動で補正する機能など、さまざまな稼働中の変化に対応する補正機能を採用することで、連続稼働時間を従来機比で3倍に伸ばすことを実現し、24時間当たりの生産性を最大35%向上させることができるようになったとする。
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