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静岡県静岡市のソウルフード「静岡おでん」はなぜ黒い? ご当地酒場で食べてきた

2024年08月09日10時44分 / 提供:マイナビニュース

「静岡おでん」をご存知だろうか? 牛すじを煮込んだ真っ黒なスープ、具材が串に刺さっているのが特徴。静岡ではおでんが大正時代からソウルフードとして愛されており、赤ちょうちんひしめく「おでん街」もあるのだそう。そんな静岡おでんを東京でも堪能できると聞いて、高田馬場にある「静岡酒場ガッツ」を訪れた。
○静岡愛に溢れた店で"静岡グルメ"を堪能

「静岡酒場ガッツ」は高田馬場駅 早稲田口から徒歩1分。

店内には至るところに静岡関連のポスターやグッズが飾られ、店主の「静岡愛」をこれでもかと感じることができる。実際、静岡出身者が集まることも多く、Jリーグの清水エスパルスの試合がある日には店内で試合観戦を楽しむ人が多いのだという。

もちろん、メニューも静岡の食材・メニューが豊富。富士宮やきそばや静岡ぎょうざ、缶詰王国の静岡の缶詰をアレンジしたつまみなども楽しめる。

○幻のトウモロコシに出会った

まず乾杯でいただいたのは名物「美味しい静岡割り(緑茶)」。すっきりとした緑茶の味が爽やかで、後味にほんのりと焼酎の旨味が駆け抜ける。お酒感なくスッと飲めてしまう。

続いていただいたのは「オクシズ井川 幻のトウモロコシ」。静岡市の北部の中山間地「奥静岡」で作られている「ゴールドラッシュ」という品種のトウモロコシ。「奥静岡」は昼夜の寒暖差が大きいため、甘みと旨みが凝縮されている。流通量が非常に少ないので、「幻の」と冠するほど珍しいものなのだそう。

食べてみると確かに「フルーツかな?」と思うほどに甘くておいしい。静岡県民でも食べたことがない人も多いほど珍しいものだそうで、出会うことができたらラッキーだ。

続いては枝豆を2種類いただいた。清水の枝豆の「駒豆」と「手もぎ雅」だが、出荷時に枝豆の茎の部分から取り外さないことで、茎からの栄養が失われず鮮度も保たれているという。食べ比べを楽しむ。

続いては「折戸なすの田楽」。正月の初夢で見ると縁起がよいとされる「一富士 二鷹 三なすび」のなすともいわれ、ボールのような球体の形をしている。ぎゅっと詰まったきめ細やかな肉質と濃厚な味わいがあり、徳川家康に献上されたとの記録が残っているのだそう。

○「静岡おでん」の味は?

そして「静岡おでん」だ。牛すじで出汁をとった真っ黒なつゆと串に刺さったおでん種が特徴で、特に人気は静岡名物の練り物「黒はんぺん」。静岡では一年中販売されており、駄菓子屋で楽しんだり、大人になってからはお酒のお供に楽しんだりと年齢を問わず愛されている。

青のりや魚の「だし粉」をかけて食べる。出汁が黒いので味が濃いのではないかと思ってしまうが、想像していたよりもあっさり。だし粉がふんわりとやさしく香り、黒はんぺんはつみれのような魚の旨味が。「これはハマる!」と感動してしまった。

はじめはその真っ黒なビジュアルに驚いてしまうが、一度食べるとクセになる静岡おでん。食べるチャンスがあったらぜひ挑戦してみてほしい。

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