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結局、「マクロ撮影コントロール」の設定はどれがいい? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

2024年07月13日11時15分 / 提供:マイナビニュース

マクロ撮影コントロールとは、iPhone 13以降のモデルに搭載された「自動レンズ切り替え機能」のこと。「設定」→「カメラ」画面にある「マクロ撮影コントロール」スイッチでオン/オフできますが、オンとオフどちらに設定すべきか、悩むかもしれません。

というのも、このスイッチは画質に影響します。マクロ撮影コントロールがオンのとき近くの被写体を撮影しようとすると、プレビュー画面左下に黄色いチューリップボタンが現れ自動的にマクロ撮影モードになりますが、撮影に使われるレンズが広角から超広角に切り替わるのです。

一般的な傾向として、広角/メインカメラと比較して超広角カメラの性能は落ちます。iPhone 15 Proを例にすると、広角カメラの解像度が4,800万画素/f1.78のところ、超広角カメラは1,200万画素/f2.2です。しかもiPhone 15 Proの広角カメラには「クアッドピクセルセンサー」が搭載されており、4つの画素を理論的にひとつの画素として扱う(ピクセルビニング)ことで感度低下を防げるため、暗い場所での撮影ではがぜん有利です。

つまり、ギリギリまで被写体に近づき広角レンズで撮影するほうが画質的には有利ですが、「マクロ撮影コントロール」スイッチをオンにしていると、被写体に近づいたとき自動的に超広角レンズに切り替わってしまいます。これを避けたいのならば、「マクロ撮影コントロール」スイッチはオフにしておくべきです。

けれど自動的に超広角レンズに切り替わる便利さは捨てがたい、「マクロ撮影コントロール」スイッチはオンにしておきたいという場合には、黄色いチューリップのマクロアイコンを利用しましょう。タップしてオフ(斜線が入った状態)にすると、自動的に超広角レンズに切り替わらなくなるため、ピントが合うギリギリの距離まで近づいて撮ることができます。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら

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