旬のトピック、最新ニュースのマピオンニュース。地図の確認も。

『虎に翼』三山凌輝、朝ドラ初出演に感慨「特別な作品になると確信」 BE:FIRSTの“ホーム感”も実感

2024年06月14日12時00分 / 提供:マイナビニュース

●俳優とアーティスト“二足のわらじ”を示すことができた
ボーイズグループ・BE:FIRSTのRYOKIとしても活躍している俳優の三山凌輝が、連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)で 伊藤沙莉演じる佐田寅子の弟・猪爪直明役を好演中だ。三山は「朝ドラへの出演は役者として1つの目標でしたし、僕の人生設計図の中で、役者としてこのタイミングでオファーをいただけたこともうれしかったですし、すごく特別な作品になることを確信しています」と喜びをかみしめている。

朝ドラ出演の反響について三山は「本当にいろんなところから声をかけていただきましたし、昔からのファンの方や最近応援してくれている方々も喜んでくれました」と感無量の様子。

「俳優として『虎に翼』に出演できたことはすごく意味のあることで、これまで応援してくれた方々に大きな報告ができて、恩返しできたような気持ちにもなりました。また、僕はアーティストもやっているので、二足のわらじじゃないですけど、それを分かりやすい形で示すことができたと思えましたし、また次のステージへ行く1つのきっかけにもなると思い、とてもうれしかったです」

BE:FIRSTのメンバーのリアクションについては「最初に『おっ、朝ドラ俳優じゃん』って言われました。そういうラフな感じで応援してくれています」とおちゃめに笑う。

「撮影が忙しくてリハーサルに1回ぐらいしか参加できなかったこともあったのですが、メンバーはいつも通り変わらない感じでいてくれて、とてもありがたい環境だなとも思いました。そういう意味では“ホーム感”というか、自分が帰ってくる場所があるというのは、自分の人生観においてすごく新しい感覚でした。僕は俳優として1人でずっとやってきた期間もあったので、そういうのがとてもうれしくて、彼らは特別な存在だと思い感謝しました」
○直明との共通点も「熱量や素直さはすごく似ている部分があるのかなと」

幼少期から非常に利発で家族思いだった直明は、そのまま誠実な好青年に成長。三山は「根本的な熱量や素直さは、僕とすごく似ている部分があるかなと。あとは自分のやんちゃな部分を一旦そぎ落として、直明に注ぎ込むという感じです」と役作りについて述べ、目がキラキラしている直明について「目に光を入れるという撮影方法で撮ってもらっていますが、目が大きい方なので、光がいっぱい入ります」と笑う。

精悍な丸刈りがよく似合う三山。「気づいたらもう1年近く丸刈りなので、あまり違和感がないし、生活も楽です」と本人的にもすっかり馴染んでいる。

「以前丸刈りにした時と理由も違って、面白いなと感じています。初めて丸刈りにした時は、アーティストとしての存在意義みたいなものや、 世間に対して自分の意思みたいなものを投げかけたいと思ったからそうしました。今回は監督とも話して、直明は丸刈りがいいとなりましたが、まったく抵抗がなかったです」

初めて体験した朝ドラの現場については「撮影期間も役と向き合う時間もすごく長いので、自然と直明になれます。『よし、直明をやるぞ!』と思わなくてもマインドが出来上がるレベルまで、長きにわたって向き合っているという感覚があります。だから撮影期間が少し空いた時はとても寂しくなったし、久々に撮影現場に戻ってきた時の直明との距離感は、もう離れがたいなとも思いました」と語る。

また、伊藤やはる役の石田ゆり子ら猪爪家のキャスト陣は「みなさん優しい」と言い、「本当にお母さんやお姉ちゃんという感じがするし、みなさんそれぞれが自然とそのポジションにいるので、僕ものびのびと現場で仲良くさせてもらっています」と感謝。「ただ、初日は本当に緊張しました」と明かす。

「猪爪家のみなさんはすでにとても仲が良くて、僕は大きくなった直明という名目ですが、『はじめまして』でその世界に飛び込むわけですから。でも、『これって、勝手なプレッシャーを自分に与えてない?』と思い、共演するスーパー俳優さんたちにお任せしようと切り替えました。僕はただ、久々に家族の下に帰ってきた直明として、何も考えずに受けの芝居を全力でやろうと。そしたらスーパー俳優さんたちが『はじめまして』の僕に抱きついて泣いてくれました! あの感動はいまだに忘れてないです」

猪爪家で共に暮らす花江(森田望智)の長男・直人役の琉人、次男・直治役の楠楓馬らと3人で、よくNHKの食堂に行っているようで「3人とも丸坊主で並んでご飯を食べるので、その座高が携帯のアンテナみたいになり、周りからクスクス笑われます。しかも3人全員がカレーを食べていてショートコントみたいでした。僕は子供がとても好きで、子供の頃の夢が幼稚園などの先生だったので、彼らをかわいいなと思いながら一緒にいます」とほっこりしたエピソードも披露してくれた。

●伊藤沙莉の人柄も演技も「ありえないくらいにすごい」

座長の伊藤については「沙莉さんには人としても圧倒されます。人としてとても素敵な人。飾らないし、すごく親しみやすい方で、ありえないくらいにすごいです」と称える。

「個人的には、沙莉さんのお兄さんであるオズワルドの伊藤俊介さんが、僕たちのファンだと言ってくださったり、うちの母親が沙莉さんの 大ファンで『パラサイト』という舞台を2回くらい観に行ったりしていたので、そこをきっかけにいろいろ話をさせてもらいました」

さらに彼女の演技面でも驚かされたとか。

「さきほどまで楽屋で爆笑しながら話していたのに、本番になった瞬間、急に大泣きをされていて。お芝居の流れで感情が変わり泣くことはよくあると思いますが、いきなり泣くシーンから始まっても大泣きできるなんて、天才的な方なのかなと。いい意味で表情がすごく分かりやすいのに、お芝居がトゥーマッチにならず、ただただそのまま気持ちが顔に出ている気がして、本当に素敵です」

『虎に翼』の面白さについても三山は「脚本の吉田恵里香さんが天才です」と太鼓判を押す。

「(三山も出演した)『生理のおじさんとその娘』の時もそうでしたが、テーマが攻めているのに、世間から共感を得られる台本に仕上げられるんです。きれいごとだけではなく、人間としての泥臭い部分も上手に脚本に落とし込まれていますし、そのニュアンスに『ああ、わかるわかる』とうなずいてしまう。いろんな差別なども描かれていますが、それは現代社会においても大きなトピックであり、昭和の時代と今が結びつき、他人事じゃないなと、今の時代の人が観ても大いに共感できるなと思います」
○直明を演じ“優しさを持つこと”の大切さを実感

また、直明を演じたことで「優しさを持つことは大事だなと改めて思いました」と述懐。

「今も生きづらい世の中ですし、僕自身もせかせかしたりイライラしたりする瞬間もありますが、そういう時に『虎に翼』の現場に入り直明になると、すっと気持ちが落ち着くし、デトックスされる瞬間がけっこうあります。そんなに怒ったり、せかせかしたりする必要はないなとリラックスさせてもらえることはすごくいいなと感じました」

三山にとって他にリラックスできるひとときについて聞くと「友達と息抜きすることです」と即答。

「お酒を飲んだり、友達などと息抜きをすることは僕にとってすごく大事で、それを禁じられたらどうなっちゃうんだろうと(笑)。また、サウナも好きなので、そこでもデトックスできます。また、沙莉さんとも『そろそろ飲みに行きましょう』という話も出ていますが、共通の知り合いも多いですし、今後は打ち上げもあると思うので、一緒に乾杯する機会もありそうで楽しみです」

この先、寅子と直明が“対峙する”という見せ場もあるそうなので、今後も楽しみに観ていきたい。

■三山凌輝
1999年4月26日生まれ、愛知県出身。俳優として舞台やドラマ、映画などに出演するとともに、2021年よりボーイズグループ・BE:FIRSTのメンバーとしても活動。2022年より2年連続で『NHK紅白歌合戦』に出場。俳優としての近年の出演作は、映画『HiGH&LOW THE WORST X』(22)、ドラマ『往生際の意味を知れ!』(23)、『生理のおじさんとその娘』(23)など。

(C)NHK

続きを読む ]

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ネタ・コラムカテゴリのその他の記事

地図を探す

今すぐ地図を見る

地図サービス

コンテンツ

電話帳

マピオンニュース ページ上部へ戻る