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Microsoft Wordのデフォルトの貼り付けオプションが「書式を結合」に変更へ

2024年05月17日16時36分 / 提供:マイナビニュース

Microsoftはこのたび、「Updated default paste option in Word for Windows」において、Windows版Wordの貼り付けオプションのデフォルト設定が「書式を結合」に変更されたことをアナウンスした。

Wordでクリップボードにコピーしたテキストを貼り付けた場合、従来は元の書式を完全に保持する設定になっていたが、多くの場合でドキュメントの体裁が崩れるてユーザーから不評だった。「書式に結合」は、元の体裁を保ったまま貼り付けできるオプションで、今後はこれがデフォルトになるという。
○レイアウトを崩さない貼り付けがデフォルトに

Wordには現在、次の4つの貼り付けオプションが用意されている。

元の書式を保持:コピーした元のコンテンツの書式設定とレイアウトプロパティ(フォントの色や文字間隔、太字などの設定)を完全に保持して貼り付ける
書式を結合:元のコンテンツから、太字や下線、リスト、表の構造などの意味のある書式設定とプロパティのみを保持し、それ以外(フォントファミリーやフォントのサイズ、色など)は、貼り付け先のカーソルの設定を反映させる
図:画像として貼り付ける
テキストのみ保持:元のコンテンツの書式設定を削除して、テキストのみ貼り付ける。書式設定は貼り付け先のカーソルの設定を反映させる

特にオプションを指定せずに貼り付けた場合、従来は「元の書式を保持」がデフォルトで適用されるようになっており、元のコンテンツの書式設定が全て貼り付け先にも反映されていた。

それに対し、新たなデフォルト設定は「書式を結合」に変更された。「書式を結合」は、レイアウトを大きく崩す原因となるフォントのサイズや色などは保持されず、貼り付け先のテキストと同じものになるため、バランスの取れた貼り付けオプションと言える。

新しい貼り付けオプションのデフォルトは、2024年5月6日にリリースされたWindows版Wordのバージョン2405 (ビルド 17628.20006) 以降で有効になる。
○デフォルトのオプションを変更するには

デフォルトの貼り付けオプションを「書式を結合」以外に変更することもできる。[ファイル] > [オプション] > [詳細設定] で詳細設定画面を表示し、「切り取り、コピー、貼り付け」のセクションで各貼り付け方法の設定値を任意の値に変更すればよい。

なお、デフォルトの貼り付けオプションはWindows版でのみ変更可能で、Mac版およびWeb版では設定項目が用意されていない。

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