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iPhoneの「メモリ不足」で具体的にどのようなことが起こるの? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

2024年05月09日11時15分 / 提供:マイナビニュース

パソコンやスマートフォンにおいてメモリとは「RAM(Random Access Memory)」、読み書き可能だけれどデータが保存されない(電源断で失われる)記憶領域を指します。RAMは読み書き可能なうえに電源が切れてもデータを保存できる内蔵ストレージ(フラッシュメモリ)と比べると、読み書き速度は圧倒的に高速です。

だから、システム(iOS)やアプリはRAMを作業領域として使用します。アプリの起動を「ノートを机の上に広げること」にたとえるならば、RAMは「(複数の)ノートを広げておくための机」といえるでしょう。広ければ大きなノートも複数のノートも広げやすくなり、作業も進めやすくなるというものです。

しかし、RAMはフラッシュメモリと比べ高価なため、搭載される容量は限られます。公表されてはいませんが、iPhone 15/Plusは6ギガバイト、iPhone 15 Pro/Maxは8ギガバイトと多くはありません。

その限られたメモリ空間は、iOSのメモリ管理機構によりやりくりされています。たとえば、アプリAのあとに起動されたアプリBが巨大な作業領域を必要とする場合、iOSはアプリAを強制終了させてアプリBのメモリ空間を確保します。アプリの未利用時間が数十分ほど続くと再起動されることがあるのは、これが理由のひとつです。

一方、アプリ間連携機能「エクステンション(機能拡張)」は、使用できるメモリ容量が厳しく制限されているうえに、アプリほどスマートに対応してくれません。たとえば、エクステンションの一種「ウィジェット」にメモリ不足などの問題が生じた場合、ウィジェットは強制終了されてしまいます。TODAY画面でときどき「読み込めません」と表示されるウィジェットを見かけるのは、メモリ不足が原因かもしれません。

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