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【Z世代×ゴーストバスターズ】高校生と大学生が考えたコラボアイスを商品化! - ソニー・ピクチャーズとトレンドファクトリーが考えるZ世代との共創価値とは何か

2024年03月11日11時00分 / 提供:マイナビニュース

●ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとトレンドファクトリーが考えるZ世代との共創の狙い
みなさんは最近、映画館で「洋画」を鑑賞しているだろうか? 邦画やアニメ作品は観ても、洋画はあまり……という方も少なくないに違いない。実際、特にZ世代にその傾向は強く、業界では「若者の洋画離れ」が大きな課題となっているようだ。

そこで、企業と若者との共創を支援するキョーソウPROJECTを運営するマイナビ学生の窓口は、2024年3月29日に公開を控えた映画『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』の配給元である「ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント」と、ロールアイスクリームファクトリーを展開する「トレンドファクトリー」とともにコラボ企画を実施。学生のみなさんと一緒に『ゴーストバスターズ』とのコラボアイスを開発することに。

今回は、そのワークショップの様子をダイジェストでお届けしよう。
○▼ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとトレンドファクトリーが考えるZ世代との共創の狙い

今回のワークショップの最終ゴールは大きくわけてふたつ。(1)参加者の学生たちが各班ごとに『ゴーストバスターズ』と「ロールアイスクリームファクトリー」のコラボアイスを作ること、そして(2)映画の上映に合わせて実施される「コラボアイスの人気投票」の認知度を高めるための施策を考えること。

もちろん、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントやトレンドファクトリーの社員たちもサポート役として進行を見守った。

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントを代表してワークショップに参加したのは、映画部門マーケティング部の臼井献さん。普段からBtoBのタイアップ企画を担当する臼井さんだが、今回のプロジェクトについては「通常のタイアップとはまったく意味合いが違う」と話す。

「普通、タイアップ企画は映画宣伝の向上のため、最終的に興行収入アップのため行いますが、この企画は違います。ワークショップの参加者は、これから社会に飛び出していく学生たち。今まさに人生の岐路にいる彼らに、我々大人がヒントを与えながら、みんなでひとつのアイデアを練り上げてもらう。まさに若者たちが自分の未来の可能性に気づくキッカケとなる企画だと思いました。

若者と大人とでは頭の構造が違うので、その発想力に期待しています。でも、参加者のアイディアを利用しようという目的ではありません。純粋に映画業界に魅力を感じてもらえればいいし、もしかしたらこの企画を通じて、将来は映画業界に入りたいと感じる学生も出てくるかもしれません。それこそが映画業界にとっての大きなメリットだと思います」

さらに、「『ゴーストバスターズ』は1984年に第1作が公開された映画ですが、今回の最新作には当時の主要メンバーたちも出演し、若き主人公たちと共闘します。大人の私たちと学生のみなさんが一緒になって企画を作り上げるという意味では、このワークショップもまさに『ゴーストバスターズ』ですよね」と笑顔を浮かべた。

トレンドファクトリー代表取締役で「ロールアイスクリームファクトリー」創業者の浅野まりさんは、「以前は高校生の企業訪問や職業体験もたくさん受け入れていたのですが、コロナ禍でそれがなくなってしまいました。どうにか学生さんたちとコミュニケーションできないものかと考えていたので、今回のワークショップは本当にありがたいですし、若いみなさんの意見に刺激がもらえることを楽しみにしています」と企画の意義を強調する。

そのうえで、「うちのお客さまは10代、20代の若い方々も多いのですが、今の若者はあまり映画館で洋画を見ることが少ないと聞いています。今回のコラボアイスが、若いみなさんに洋画の魅力を伝えるキッカケになれば嬉しいですし、もちろん『ゴーストバスターズ』のファンのみなさんがロールアイスクリームファクトリーのファンになってくれることも期待しています」と意気込みを口にした。

●緊張感もあるけど和気あいあい!〜当日のワークショップの様子
○まずは自己紹介とアイスブレイク!

ワークショップ当日は、まずファシリテーターから今回のプロジェクトの趣旨説明が行われた。

この日、ファシリテーターを務めたのは「Playable」代表の池嶋亮さん。イベント企画やプロモーション施策の立案(大阪府松原市のPRも担当!)、そしてワークショップのファシリテーションなどのスペシャリストだ。

まずはチームごとに自己紹介を兼ねたアイスブレイクタイムへ。池嶋さんがお題として出したのは「実は内緒の“ペアリング”」である。

ほぼ初対面の大学生たちが「呼んでほしい名前」「出身地」「大学」「部活」「アルバイト」などを紹介し合いながら、それぞれ「実は内緒の“ペアリング”」をなんとかひねり出し、「みかんと塩」「焼き芋とキムチ」「ホットケーキに納豆」などユニークな回答を連発。

実はこのお題には池嶋さんなりの考えがあったようで、「僕は長年アイデアを考える仕事をしていますが、ほとんどの場合、新しいアイデアは何かと何かの組み合わせで生まれてくるものなんです。今日企画を考えるうえで、ちょっとした練習になったかと思います」と参加者らに種明かしをした。
○公開前の映画『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』をインプット!

コラボアイスのアイデアを練るにも、元ネタとなる映画の内容を把握しないことには始まらない。この日は臼井さんが『ゴーストバスターズ』のストーリーやコンセプト、40年に渡る歴史をかいつまんでプレゼンした。

「前作は砂漠が舞台でしたが、やはり基本的に『ゴーストバスターズ』といえばニューヨーク。今回の新作も舞台をニューヨークに戻し、街を凍らせてしまうゴーストと戦います。

古いキャストと新しいキャストがどうチームを組むかも見ものですし、“卵”が重要なアイテムにもなってきます。あとは“消防署”もテーマのひとつになってきますね。10代、20代には作品の認知度が劇的に低いので、みなさんの力を貸してください!」(臼井さん)

インプットを済ませたら、チームごとに『ゴーストバスターズ』の内容を“因数分解”する作業へ。思いつく限りの関連ワードや作品イメージを箇条書きにして書き出していく。コラボアイスや投票キャンペーンのアイデア出しに向け、作品に対する理解の“解像度”を上げていくのである。

○「ロールアイスクリームファクトリー」もインプット!

続いて、浅野さんが「ロールアイスクリームファクトリー」について説明を行った。

「7年前の創業当時から注目していただいて、これまで最長で約7時間待ちの行列ができたこともありました。私たちは『身近な幸せの提供』をコンセプトにしていて、やはり外食というものは一番身近ですぐに幸せになれる癒し的な存在だと考えています。

ロールアイスクリームファクトリーのアイスは、手にしたときに『嬉しいな』『写真を撮ってシェアしたいな』と思ってもらえるようこだわっているので、ぜひその部分は大事にしたうえでアイデアを考えていただきたいと思います」

さらに浅野さんは過去のフェアやコラボ事例についても紹介。

「映画とのコラボも積極的にしています。映画を観る前に食べてテンションを上げる人もいれば、映画を観たあとに食べて余韻とともに味わう人もいます。映画は観ないけどおいしそうだからと食べる人もいるので、そういうところも踏まえて考えてみてください」と訴えた。

浅野さんの話を受け、参加者たちは日本で実際に行われたコラボメニューやキャンペーンについてウェブでリサーチ。それぞれの収穫をシェアし合った。
○アイス研究家、シズリーナ荒井さんがアドバイス!

この日は日本最強のアイスマニアとも言われるアイス研究家、シズリーナ荒井さんも登壇。「映画は視覚と聴覚で生きる希望を与えるエンタメで、アイスは食べるエンタメです」と参加者に語りかけた。

「映画とアイスをどう結びつけるか考えるうえで、『第三者にコラボアイスを食べてもらったときに、生きる勇気や希望を与えられるか』という視点で見てみてください。『これでは誰も感動させられないな』と思ったら、また一から考え直してみましょう。100人いれば100通りのアイスが作れるので、最終的にどうまとめていくかを楽しみにしています」
○グループワーク「ブレインライティング」

大方のインプットを終え、いよいよ本格的にアイデアを練っていく参加者たち。まずは「コラボアイス人気投票の告知キャンペーン施策」について、チームごとに回覧板式にアイデア発想シートを回してアイデアを深める「ブレインライティング」にチャレンジした。制限時間が限られるなか、頭をフル回転させていく。

出揃ったアイデアをもとに、特に有効的だと思われる施策をチームごとに絞りこみ、さらなる詳細を煮詰めて精度を上げていく。

参加者の疑問はサポート役の大人たちが即解消。シズリーナ荒井さんや臼井さんが各チームを回り、実際にプロジェクトを考えるプロの視点でアドバイスをした。

ここで高校生チームが合流。大学生をサポートするリサーチ部隊として、アイデア作りに必要な情報を収集すべくロールアイスクリームファクトリー池袋店へと向かっていった。

いよいよコラボアイス作りにチャレンジ!

ここでいよいよコラボアイスのアイデア作りに突入。トレンドファクトリーのマーケティング部主任である亀井咲希さんがコラボアイスを考案する際に意識すべきポイントについて、過去の事例を交えながら解説した。

亀井さんから得たヒントと、高校生チームが実店舗で収集してきたロールアイスクリームの取材成果を統合しながら、チームごとにコラボアイス案を固めていく。
○ついにアウトプット!キャンペーン案とコラボアイス案を発表

約6時間にわたる工程を経て、各チームがまとめ上げたアイデアをついに発表。トップバッターのチームは、投票キャンペーンのメインターゲットを女子高生、女子大生に絞り、その理由として「SNS映えに対する意識が高く、拡散力がある」ことなどを挙げた。また別のチームは、「マシュマロマンがロールアイスをプレゼント」をキャッチコピーに掲げ、大学の新入生をメインターゲットに設定したアイデアをプレゼン。「大学の新歓の時期に着目し、写真撮影をより活発にさせるため、フォトブースの設置なども考えています」と当事者目線でインサイトを捉えた様々なアイデアが披露された。

コラボアイスのアイデアも各チームが発表。「赤いソースはストロベリーで、『ゴーストバスターズ』のロゴをイメージしました。ピックもこの形のものがあると可愛いかな、と思っています。あとは、映画が『真夏のニューヨークが凍る』というストーリーなので、『氷柱』を表現するために、短く割ったポッキーに青いザラメをかけてみました。
ミニマシュマロを並べることで、ミニマシュマロマンがたくさんいることも表現しています」

後日マイナビ学生の窓口が回収したアンケートでは、ある高校生は「なにかを考える時の協調性の大切さやプレゼンの仕方などを学ぶことができ、1つ成長できたと思います!」、またある大学生は「マイナビ学生の窓口のコミュニティに所属をしていないと絶対に経験する事のできない貴重な経験を得る事ができた。また、限られた時間の中でのアイデア出し、デザイン、パワポ作成、商品開発までを行うスピード感が求められる経験は今までなく、脳を全回転して挑みましたが、なかなか難しくて、もっと成長したい、また挑戦したいと感じられた」などの感想が寄せられた。
○まとめ〜ワークショップを終えて

最初は慣れない作業に戸惑うことも多かったようだが、アイデアのイメージが固まっていくうちに視界もクリアになり、活発な発言や議論を重ねていくことができた様子の参加者たち。

池嶋さんは最後に、「自分が考えたものが本当に世に出たときの感動は、本当に何事にも変え難いものがあるので、ぜひ皆さんも今日のアイデアが形になる瞬間を楽しみにしていてください。そしてその喜びを忘れず、これからの就職活動に役立ててほしいと思います」と呼びかけた。

今回作り出したアイデアは、さらなるブラッシュアップを経て店頭に並ぶ予定。我々も「世に出たときの感動」のおすそ分けをもらえることを楽しみに、その日を待ちたい。

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