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伊藤淳史、妻役・篠田麻里子へのリスペクト語る 話題作『離婚しない男』は「全員で真剣に」

2024年01月26日08時00分 / 提供:マイナビニュース

●超が付くほど明るい篠田麻里子を俳優として尊敬
漫画家・大竹玲二氏による人気コミックをドラマ化した土曜ナイトドラマ『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』(毎週土曜23:30~、テレビ朝日系)が20日にスタートした。今作は、“父親の親権獲得率わずか1割”という壁に立ち向かう男の奮闘を描くリコン・ブラックコメディ。関東新聞社の社会部記者・岡谷渉(伊藤淳史)は、7歳になる一人娘・心寧(磯村アメリ)の親権を獲得するべく養育実績を重ねながら、妻・綾香(篠田麻里子)の不倫の証拠集めに勤しみ、勝率1割の困難な戦いに挑む。

初回見逃し配信再生数が、テレビ朝日歴代全番組で最速となる3日間で240万回再生(2,425,877再生 ビデオリサーチにて算出 期間1月21日~23日)を突破するなど大きな話題を呼んでいる今作は、ヒットメーカー・鈴木おさむ氏の地上波連ドラ引退脚本作。そんな話題作で主演を務める伊藤に、今作の魅力や共演者の印象を聞いた。

○ぶっ飛んだ描写が多いが、考えさせられる作品

――出演が決まったときの率直な気持ちをお聞かせください。

なかなかインパクトのあるタイトルだなと感じました。少し過激といいますか、ぶっ飛んでいる描写が多いのでそこが目立ってしまうのですが、テーマとしては考えさせられる作品だなと。演じるキャラクターについても、とてもやりがいのある役なので、是非やらせていただきたいと思いました。実際に、シリアスなシーンもありながら、笑えるところはちゃんと笑えるようにメリハリを持って演じさせていただいています。

――やりがいのある役とのことですが、伊藤さんが演じる岡谷渉はどういったキャラクターですか?

不倫されている男……(笑)。それ以外は、特に変わった人というわけでもなく、どこにでもいるような普通の家族と暮らす普通の男性です。自分発信で何かが起こるわけではなく、周りにいる個性的なキャラクター発信で何かが起こることになる。なので、僕自身、渉は巻き込まれ体質であると分析しています。

原作漫画でも衝撃的なシーンがあるのですが、ドラマでもなかなか衝撃的なシーンが渉に襲い掛かることになります。普段経験できないことをお芝居で経験できるので、楽しく撮影させていただいています。

――衝撃といえば、毎話ごとに渉がケガをするシーンが思い浮かびます。

おっしゃる通り、毎話必ずどこかケガをすることになるんですよ(笑)。傷付いたり、頭に包帯を巻いたり、脱臼したり……。そんなところも含めて、コメディシーンはこういう感じになりますよと、毎回監督から説明があるんですけど、それが本当に面白いんです(笑)。僕が口頭で説明されているだけで爆笑してしまうほど面白いので、僕もドラマを見るのが毎週楽しみです!

○鈴木おさむ氏に「この作品が最後でよかった」と思ってほしい

――鈴木さんの地上波連ドラ引退作品となるそうですが、現場の雰囲気はこれまでの作品とは異なりますか?

おさむさんの引退作品だから、現場の雰囲気がこれまでと違うということはないです。最高に面白いものや最高のドラマを届けたいということしか考えていないです。ただ、口にも態度にも出しませんが、僕は、おさむさんにこの作品が最後でよかったと思ってほしいですし、そう思ってもらえるように撮影を頑張っています。

――伊藤さんだからこそ分かる鈴木さんの脚本の魅力は?

脚本を読んだだけで、表情やシチュエーションがすぐに浮かび上がり、演じている自分の姿が見えてくるところが最大の魅力だと思います。キャラクターについても、一人ひとりにエネルギーが宿っているので、演じていてわくわくします!
○篠田麻里子のすべてをリスペクト

――続いては、妻・綾香を演じる篠田さん自身の印象をお聞かせください。

篠田さんは超が付くほど明るいです。とにかく楽しく、現場を盛り上げてくれている印象があります。裏表もなく、サバサバしていますし、周りのことを気にかけてくれているなと感じています。撮影時間によっては「もう寝たいよ……」と弱音を吐いてしまいそうなときも、篠田さんは常に笑顔で過ごしています。待ち時間も、共演者とお話をすることが多く、知れば知るほどすてきな女性だなと思います。俳優としては、尊敬の一言。篠田さんが演じる綾香は、クセが強く本当に大変なキャラクターなんです。そんな役を引き受けてくれたこと、演じ抜いてくださっていること、すべてにおいてリスペクトです。

――再共演となるかと思うのですが、俳優として、篠田さんの変化を感じる部分はありますか?

『家族狩り』(14年、TBS系)で共演した際は、そこまで共演シーンがなかったのですが、少しだけお話ししたことがあります。そのときは、お芝居を勉強しているんですとおっしゃっていて、どこか自信がない様子もあったのですが、今回の作品では、現場に入る前から何種類ものお芝居のパターンを考えてこられていて、役に向き合っている姿勢が伝わってきます。

●小池徹平の引き出しの多さ・佐藤大樹への感謝
○小池徹平の引き出しに多さに驚き

――小池さんとも久しぶりの共演になりますね。

『プロポーズ兄弟~生まれ順別 男が結婚する方法~』(11年、フジテレビ系)以来なので、久しぶり~! という感じでした(笑)。以前共演した際はお互い若かったのですが、今では2人ともお父さんになっているので、「あっという間だよね」と昔を振り返りながら、子どもの話で盛り上がっています。

――小池さんのお芝居はどういった感じなのでしょうか?

昔から知っているだけあって、僕との芝居では息ぴったりです(笑)。また、共演してみて、小池さん自身はおさむさんが求めていることを、すべて理解してお芝居をしていると感じました。

――そんな小池さんとは“壁越し”の掛け合いがありますよね。

そう(笑)。壁やソファーなど、僕と彼は物越しでお芝居をすることが多いのですが、そのたびに小池さんの引き出しの多さには驚かされています。こんなマサト(小池)になっているんだ! と(笑)。僕がいうのもなんですが、綾香とマサト……かなりやばいですよ(笑)。
○佐藤大樹には頭が上がらない

――綾香とマサトは渉の強敵ですが、渉には強い味方・三砂裕がいます。その裕を演じる佐藤大樹さんに俳優の先輩として何かアドバイスされたことはありますか?

ないです! アドバイスをする必要がないですし、めちゃくちゃお芝居が上手。本当に完璧です! 僕もちゃんとせりふを覚えていくのですが、ふとしたときに「あれ? なんだっけ?」と忘れてしまうことがあるんです。すると、横から佐藤さんから「こうです!」と教えてもらって、僕は「あ、ありがとう……!」と感謝をするというやりとりをしています(笑)。多分ですが、佐藤さんは自分が出ないところもすべてせりふを覚えているんじゃないかな……。そのくらい準備をされています。

――佐藤さんは「努力の人」なんですね。

もう頭上がらないですよ。お芝居に加えてダンスもして、めちゃくちゃすごい。尊敬です。お酒も家で飲まないそうなんです。LDHというと皆さんお酒が好きな印象だったので正直すごく驚きました(笑)。

――そうなんですね(笑)。

「外では飲むんですけどねー! 一人だと絶対に飲まないです」と言っていて、「マジで!?」と何度も言っちゃいました。佐藤さんは真面目でストイックなので、体に悪いことをしないそうなんです。言葉遣いも丁寧ですし、僕にも常に気を使ってくれますし、本当にご家族の教育が素晴らしかったんだなとさまざまな場面で感じております(笑)。

――そんな佐藤さんの印象的なエピソードは。

僕の誕生日付近のエピソードになるのですが、佐藤さんのグループとレモンサワーがコラボしていたんです。僕が「(自宅の近くで)買ってみるね」と伝えたら、中抜けの時間にわざわざレモンサワーとレモンサワー専用バックを買ってきてくれました。撮影現場が都内から離れているのに、持ってきてくれる気遣いに「どれだけいい子なんだよ!」と叫びたくなりました(笑)。また、15ページくらいの長いシーンを撮影では、たくさんフォローもしてくれました。本当に友達になりたいタイプです……。

――まだお友達ではない距離感なのですか……?

友達という距離ですよ! すごく仲がいいので、安心してください(笑)。ただお互いに忙しくて、まだご飯に行けていないので、ご飯に行きたいです。
○離婚・不倫を丁寧に描きつつ、やりたい放題楽しむ

――最後に、視聴者の方にメッセージをお願いいたします。

離婚、不倫という重いワードを丁寧に描くことを最低条件に、やりたい放題、楽しく演じています。9時台でも、10時台でもない、よる11時台だからこそできるドラマです。笑って泣いて考えて、本当におなかいっぱいになります。ドラマに関わるすべての人が真剣に作っています。そして話数を重ねるほど、どんどん面白くなっています。おさむさんの最後にふさわしい豪華ゲストも出てくるので、いろいろな面を含め、お付き合いいただければうれしいです!

■伊藤淳史
1983年11月25日生まれ、千葉県出身。子役として数多くの番組に出演。ドラマ『電車男』(05)、『チーム・バチスタの栄光』(08〜14)など出演作多数。近年の主な出演作は、『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(23)、『TOKYO MER〜隅田川ミッション〜』(23)など。

■ヘアメイク:菊地弥生、スタイリスト:加藤優香利

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