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「平本蓮は絶対に許さない!」 試合の煽りではなく“本気”でYA-MANが怒る理由とは? 大晦日『RIZIN.45』─。

2023年12月18日07時30分 / 提供:マイナビニュース

12月31日、さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.45』で”因縁の対決“が実現する。平本蓮(剛毅會)vs.YA-MAN(TARGET SHIBUYA)。今月10日、東京・渋谷で開かれた記者会見で発表された。

その4日後の14日には、所属ジムでYA-MANが公開練習を行っている。そこで彼が語ったこととは? 平本蓮に対して、なぜこれほどまでに怒りを露にしているのか? 真意に迫る─。
○■「平本は殴ってわからせないと…」

「平本、バーカ! お前いつかぶっ飛ばすからな。待っとけ」
11月19日、『FIGHT CLUB』でのキックボクシングマッチで朝倉未来(JTT)に1ラウンドKO勝利した直後、YA-MANはリング上からそう叫んだ。

その怒りは、かなり激しいものでメディアインタビューでも収まらなかった。
「あいつはマジでぶっ飛ばしますよ。これは冗談抜きで。リングじゃなくてもいい。本当にムカついているんですよ、結構ガチで。平本は殴って分からせないとダメ。でも、あいつは殴っても分からないかも。鈴木千裕に負けた後もネチネチしたじゃないですか。
黙らせるには、リング外でやらないとダメかもしれない。歌舞伎町で会ったらぶっ飛ばしますよ!」

決戦前に平本は、朝倉の勝利を予想。記者会見でのYA-MANの振る舞いにダメ出しもしていた。加えて日頃の言動もある。これに対してYA-MANが怒っていたのかと思いきや、それだけではないようだ。
朝倉戦の前に誹謗中傷されたことで平本に対して怒りを抱いているのか?
公開練習後、メディアからそう問われてYA-MANは言った。
「スイッチはそこだけど、以前から許せないことは多くあった」と。
○■試合後もノーサイドにはしない

「DMでもかなり煽られましたけど、自分に対してはいいんですよ。外見、容姿に対する誹謗中傷も何とも感じていない。俺は、そこで勝負していないから。
ただ、あいつは相手の周囲まで攻撃している。彼女とか、嫁とか、子供とか大切にしている人たちにまで…。それは違うだろう」
「俺が尊敬している魔裟斗さんのことも愚弄している。魔裟斗さんたちが、いまに至る格闘技の礎を築いてくれた。リスペクトを持って当然でしょう。(厳しい発言に対して)『引退されているので、それくらいにしてください』なら分かるが『老害だ』とか言っている。許せない」

また、「(闘いにおいて)平本よりも自分が優れている部分は?」との問いには、こう答えた。
「気合いとパワー。グラップリングも自分の方が上。オープンフィンガーグローブでの打ち合いでも負ける気がしない。(平本が上なのは)唯一、蹴りくらいじゃないですか。
あいつのパンチで相手が失神したのを見たことがない。でも俺はできる」
「俺はMMA(総合格闘技)を始めた頃、アマチュアの高校生たちにボコボコにされた。(キックボクシングでは実績があるのに)プライドもズタズタ。あれはきつかった。でも初級者クラスに入って1から学び、階段を一段ずつ上がってきたんです。そんなことを平本はできないでしょ。闘いに対しての気合いが違うんですよ」

では、どのような試合展開になると想定しているのか?
「平本が言い訳できない勝ち方をします。打撃で失神させるんじゃなく、良いポジションをキープして絞めてやる。それで平本が失神しそうになったら力を緩め、また絞めてトコトン苦しめて心を折ってやります」
「大体、世間はアイツのことを評価し過ぎ。ハゲ、バカ、ブスとかそんなことしか言えない教養のない奴なのに。平本キッズも全員バカだと思っている。試合当日は、平本キッズからの大ブーイングを期待しています。それで試合が終わったら会場をシーンと静まり返らせてやりますよ」

そしてYA-MANは最後に言った。
「これはエンタメじゃない。試合が終わってもノーサイドにはしない。俺は本気で怒っている。芦澤(竜誠)と(煽りあって)闘った時とはまったく意識が違う。トコトン叩きのめしても怒りは収まらないと思う」

大晦日『RIZIN.45』のメインエベントには、おそらくバンタム級タイトルマッチのフアン・アーチュレッタ(米国)vs,朝倉海(JTT)」が据えられよう。対して平本蓮vs.YA-MANは興味絶大の”裏メイン“。危険な雰囲気が漂う─。

文/近藤隆夫

近藤隆夫 こんどうたかお 1967年1月26日、三重県松阪市出身。上智大学文学部在学中から専門誌の記者となる。タイ・インド他アジア諸国を1年余り放浪した後に格闘技専門誌をはじめスポーツ誌の編集長を歴任。91年から2年間、米国で生活。帰国後にスポーツジャーナリストとして独立。格闘技をはじめ野球、バスケットボール、自転車競技等々、幅広いフィールドで精力的に取材・執筆活動を展開する。テレビ、ラジオ等でコメンテイターとしても活躍中。『プロレスが死んだ日。~ヒクソン・グレイシーvs.高田延彦20年目の真実~』(集英社インターナショナル)『グレイシー一族の真実 ~すべては敬愛するエリオのために~』(文藝春秋)『情熱のサイドスロー ~小林繁物語~』(竹書房)『ジャッキー・ロビンソン ~人種差別をのりこえたメジャーリーガー~』『柔道の父、体育の父 嘉納治五郎』(ともに汐文社)ほか著書多数。
『伝説のオリンピックランナー〝いだてん〟金栗四三』(汐文社)
『プロレスが死んだ日 ヒクソン・グレイシーVS髙田延彦 20年目の真実』(集英社インターナショナル) この著者の記事一覧はこちら

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