2023年10月28日21時00分 / 提供:マイナビニュース
俳優の西山潤が主演、元SUPER☆GiRLSで女優の田中美麗がヒロインを務めるABCテレビのドラマ『こういうのがいい』(毎週日曜24:55~※関西ローカル、DMM TVで同時配信)があす29日にスタート。このたび2人がコメントを寄せた。
○■累計発行部数150万部突破『こういうのがいい』
『となりのヤングジャンプ』連載中で、累計発行部数150万部(※10月18日時点)を突破した双龍氏による同名コミックを実写ドラマ化する今作は、束縛彼女にモラハラ彼氏はもうウンザリ、したい時に、したい事を、したい人と過ごす、ゆるくて気楽で自由な関係があってもいいはず……「恋人関係」の既成概念にとらわれない、ゆるくて気楽でエッチな大人の日常を描いた物語。それぞれ恋人と別れた村田(西山)と友香(田中)は、オンラインゲームのオフ会で意気投合し、束縛のないフリーダムフレンド(=フリフレ)となっていく。
フリフレ2人の日常を引っ掻き回し、引っ掻き回されていくメインキャラクターとして、村田の上司・今下伊好役の岸明日香、友香の姉・江口徳子役の冨手麻妙、友香の後輩バイト・伊藤寿哉役の青山凌大、村田の先輩で愛妻家・拝島陸夫役のほしのディスコ(パーパー)、友香の後輩バイトで伊藤に恋する川瀬愛役の大谷凜香が出演する。
このたび公開されたのはドラマのオープニング映像。ミラーボールにスタンドマイク、70'sのオールディーズのエッセンスを盛り込んだセットに、当時のファッションアイコンを感じさせる衣装に身を包んだ西山&田中が、歌とダンスに挑戦する。スイングジャズ風でポップなメロディと、三木康一郎監督が書き下ろしたチャーミングな歌詞に注目だ。
○■西山潤×田中美麗 コメント
――いま改めてこの作品の印象からお聞かせいただけますか。
西山:エッチな作品と伺った上で原作を読ませていただいたのですが、日常をゆったりと描いている中にエッチはアクセントとして効いている一要素で、日常系作品としての面白さを感じました。
田中:確かに。ストーリーに起承転結があるわけではなくて、良くも悪くも三大欲求が続く日常が描かれていて、内容がないような会話も多いんです。友香はまったく着飾らない女の子で、そういった面では役に入り込みやすかったですし、なんでか日常に惹かれていく不思議な魅力がある作品です。
西山:わかるなあ。僕は日常を描くうえで一番大事なのは、村田としてそのままでいることが大切だと思って。実は村田の情報量のインプットは、いつもよりも何倍も時間をかけて、幼少の頃からどうやって育って、普段は何を食べているだろう? とか、事細かに想像しながら情報を入れて体になじませたんです。
――それはかなり大変な作業だったのでは?
西山:いや、すごく楽しい経験でしたよ! ここまでやったら今後、役を演じるときの広がりも感じられて、読者としても、役者としても楽しかったです。
田中:私は漫画原作のドラマ作品が初めてでしたので、とにかく原作を読み込んで作品と向き合いながら、日常的に友香が好きなものに触れて食べて……そんな毎日の中で田中美麗が友香になっていく感覚でした。髪の毛をピンクに染めたことで、より友香になっていく感覚がありましたね。今では、口調も友香になっちゃって(笑)。
西山:なってた! 休憩中でも話し方やリアクションが友香だったよ。
田中:気を付けなきゃって思っていても、日常的に友香になっちゃっていて。友香は自分のことを「ワイ」と言ったり、語尾に「~じゃ」ってつけたりするのですが、今では私の口癖になっていて。ずっと友香と向き合ってたから憑依しちゃってたのかな?
西山:うん、憑依してたね(笑)。
――(笑)。それぞれに役をなじませながら挑んだ撮影の印象はいかがだったでしょう?
西山:長回しのシーンが多くて、二人の日常を定点観測しているようでもありましたね。だからこそ、ありのままの村田を生きよう、と撮影に挑みました。僕自身としては、こういうときはどうしようか……? と一瞬の迷いが起きるときがあるのですが、今回はその迷いや不安をゼロにするのが目標でしたね。感情を出してしまうと恋になってしまうけど、この二人はそういうわけではない。でも信頼関係は築いていて、感情が全くないわけでもない。その絶妙なせめぎ合いを、三木監督や田中さんと、じっくりと話しながら、お芝居で攻め合えたのはとても貴重な体験でした。
田中:(大きくうなずきながら)私もです。撮影を終えてみて感じているのは、三大欲求がメーンの日常系のお話の中で、ところどころにキャラクターたちの本当の感情の部分や本音が描かれるんです。最後まで観ていただくと、そこには三大欲求だけではない、お互いの本心だったり感情が見え隠れしていて“こういうのがいいな”って素直に思えました。
西山:2人には不思議な信頼関係があるよね。
田中:本当に。信頼しているからこそ、お互いの配慮や気遣いが見えてきて、ではないけど、友達以上……言葉では表せないような素敵さを感じて、撮影の合間に泣きそうになったこともありました。
西山:(その場面を思い出して)すごく感動してたよね。
田中:だから、三大欲求を描いた日常だけじゃないっていうところも、ぜひ感じていただきたいなって思います。
西山:そうだね。友香と村田という優しい心の持ち主2人が会話をしている中で、僕自身、2人から学んだことがあって。お互いの気持ち……それは、着飾った恋愛感情ではなくて、もっと素朴で無欲な愛といってもいいかもしれないんだけど、その“気持ち”をちゃんと受け止め合いながらキャッチボールする中で生まれたものが、友香と村田にとっては“フリフレ”という関係だったんだなって、クランクアップした後に改めて感じたんです。僕自身、人からもらう気持ちと、こちらから渡す気持ちは、ちゃんとキャッチボールしていきたいなそんなことをこの2人から学んだ気がしています。
【編集部MEMO】あらすじ
エンジニアとして働く在宅ワーカーの村田元気(西山潤)は、恋人からの束縛にウンザリしていた。電話でも、会ったときでも「私と仕事どっちが大事か」「本当に私のことが好きなのか」など、面倒な質問攻めの毎日に疲れ果て、別れを告げる。一方で、性に奔放な江口友香(田中美麗)は、日々の振る舞いや言動にまで厳しく注意しては、自分のモラルを押し付けてくる彼氏に辟易していた。それでいて、自分の会話にはいつまでも付き合わせる自分勝手さに愛想をつかし、別れを告げる。そんなある日、オンラインゲームのオフ会で出会った村田と友香。エッチな話題でも無用な質問
攻めもモラルの押しつけもなく自然に会話ができる関係性に居心地の良さを覚えた2人は、オフ会後にそのままラブホテルへ。お互いを気遣うことなく、そして気負うことなくなんでも話せて、エッチも気楽にできるちょっぴり不思議な関係。村田と友香は、束縛のない自由な男女の関係・フリーダムフレンド(=フリフレ)となる。