2023年08月12日16時45分 / 提供:マイナビニュース
IDCのシンガポールオフィスは、半導体OSAT(アセンブリとテストの受託企業)市場について、2022年は前年比5.1%増の445億ドルとなった後、2023年は同13.3%減と推定されるほか、2024年には半導体業界の緩やかな回復に加え、先進パッケージングやヘテロジニアスな集積におけるベンダーの展開により、OSAT業界全体が再びプラス成長に転じるとの予測を公開した。
2022年のOSAT企業ランキングは、トップが台湾のASEでシェア27.6%、2位はAmkorの19.5%、3位は中JCETの11.3%、4位は中TFMEの同7.1%、5位はPTIの同6.4%で、これらトップ5だけで世界市場の約7割のシェアを占める。トップ10社の本社所在地を国・地域別でみると、台湾勢が6社(ASE、PTI、KYEC、Chipbond、ChipMOS、Sigurd)、中国勢が3社(JCET、TFME、Hua Tian)、米国勢1社(Amkor)となっており、トップ10社の合計シェアは80%となっている。また、その国・地域別でシェアを見ると、台湾勢のシェアが49.1%、中国勢が26.3%、米国勢が18.8%、その他(韓国、日本、東南アジアなど)が5.8%となっている。
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