コンピュータを使っていると、一回ぐらいは「ヌル」という言葉を聞いたことがあるだろう。「Null」は、コンピュータでは、「何もない」、「何でもない」を意味する記号や表現として使われる。ヌルと呼ぶ人が国内には多いようだが「ナル」と読む人もいる。Nullの英語読みが「ナル」であり、「ヌル」はドイツ語のNull(ゼロ)の発音だ。元々の意味としてはナルと呼ぶべきなのかもしれない。
英語の「ナル」は、「何もない」、「無効の」といった意味を持つ。数学の「空集合」を「null set」という。似たような意味の英単語に「Nil」(ニル)がある。