2023年06月03日00時00分 / 提供:マイナビニュース
Windows 11に、更新プログラム「KB5025305」をインストールすると、「設定」の「Windows Update」に「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」の設定が追加された。
ヘルプページによれば、スイッチをオンに切り替えると、セキュリティ以外の更新プログラム、修正プログラム、機能更新プログラム、CFR(Controlled Feature Rollout: 機能ロールアウト)などが配信されたタイミングで取得を実行するという。
筆者が確認した限りでは「設定」の「Windows Update/詳細オプションオプションの更新プログラム」に分類されるプレビュー版更新プログラムは対象外のようである。
なお、手元の環境ではKB5025305をインストールした際に本設定項目は見当たらず、2023年5月の月例アップデートだったKB5026446適用後に存在を確認できた。
ポイントは有効にすべきか否かである。本来なら、機能強化やOSのバグフィックスを行う各種更新プログラムは即時適用すべきだ。他方で、更新プログラム適用後に意図しないトラブルが報告されることも珍しくない。さらに、更新頻度が高まるとPCの再起動回数も増えるため、デメリットに感じる方もいるだろう。
ただ、筆者の環境ではWindows 11移行後に更新プログラムが原因で、トラブルが発生したケースは1回あるかないか。Windows 11を最新状態に保ち、新機能をいち早く使いたい方はオン。あくまでも安定性を優先する場合はオフにするとよい。なお、企業でIT管理者が管理するPCは本設定を変更できない。
著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら