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『キングオージャー』佳久創、二枚舌の王殿様・カグラギは「彼の真意を知ってほしい」

2023年03月26日09時55分 / 提供:マイナビニュース

●幼いころからの夢を叶えられた
子どもたちの夢をはぐくみ、常に冒険心とチャレンジ精神を忘れないスーパー戦隊シリーズ。その最新作となる『王様戦隊キングオージャー』が大好評放送中である。本作のヒーローは、みなそれぞれが一国を治める「王様」。進化とサバイバルの象徴というべき「昆虫」をモチーフとした5人の王様が結集し、地底の奥底から地上を侵略せんとする地帝国バグナラクから人々を守って勇敢に戦うというのが、本作のストーリーだ。

放送開始記念インタビュー、今回は農業の国トウフの「王殿様」を名乗るカグラギ・ディボウスキ/ハチオージャーを演じる佳久創が登場。絢爛豪華な出で立ちと、見上げるような巨体が印象的なカグラギは、にこやかな表情で相手に接しながら、内心では別なことを考えているといった、かなりの策士であるようだ。カグラギを演じる佳久創は、ラグビーで鍛えた強靭な肉体と、相手の心を貫きとおすかのような「眼力」が持ち味。「民のためなら手を汚す」というセリフのとおり、人々の平和を守るため、あえてダーティな戦略を取ることも辞さない信念の男、それがカグラギなのだという。幼いころからの憧れだった「ヒーロー」になることができた喜びをかみしめる佳久に、カグラギを魅力あふれるキャラクターに育てていきたいという意気込みや、本作の見どころを尋ねてみた。

――佳久さんが子どものころ、好きだったスーパー戦隊は何でしたか。

『五星戦隊ダイレンジャー』(1993年)が大好きで大好きで、ビデオソフトをヘビーローテーションで観ていたり、オーラチェンジャーの玩具で「気力転身!」なんて変身ごっこをして遊んでいた思い出が鮮烈です。今回、オーディションでカグラギ役が決まったと知らされたときは、あのころの記憶が甦ってきて、改めて感動しました。両親に報告したら「お前は昔から、ヒーローになりたいって言ってたからね」と言われ、そうか、俺は幼いころからの夢を叶えられたのか……としみじみ思いました。テレビ放送が日曜朝になってからも、『忍風戦隊ハリケンジャー』(2002年)や『爆竜戦隊アバレンジャー』(2003年)くらいまではよく観ていて、内容も覚えています。大きくなってからだと、ストーリーの巧みさだったり、アクションの凄さだったり、幼い時期とは別な見方ができて、いっそう楽しめるようになりました。世代によって受け止め方が変わるというのは、ヒーロー作品の面白い部分だと思っています。

――カグラギのコスチュームは他の王様と違って「和」のテイストが備わり、とにかくゴージャスで派手な印象ですね。

最初は「黒ベースの衣装か、地味目だな」と思っていたら、すぐ「次はこれを羽織ってもらいます」と、この超派手なやつを手渡され、自分でも驚いています。両袖の裏表に、人間の感情のすべて「喜怒哀楽」があしらわれていて、すごいインパクトがありますね。これまでのスーパー戦隊は現代日本を舞台にした作品が多かったのですが、今回は完全にファンタジーの世界。それはこの衣装から見てもすぐにわかると思います。歌舞伎の隈取りをイメージしたアイメイクや、ボリューム感のある髷、そしてトウフ国住人の特徴である顔の4つの印など、すべてを身に着け、メイクをするとキャラクターがビシッと決まり、身が引き締まります。

――カグラギが「王鎧武装」したハチオージャーの姿をご覧になったときの思いを聞かせてください。

王鎧武装のシーンを映像で確認したとき、ああ、自分が本当に変身をしたんだな……と感慨深かったです。なんといっても、昔は姉や、双子の兄と一緒にヒーローごっこをしていて、変身のマネをしていたわけですから。大人になって、今度はリアルに変身が出来るというのは、尋常じゃない嬉しさがありました。ハチオージャーも黒のヒーローで、ものすごくカッコいいです。昔からヒーローのカラーとしては「緑」推しでしたけど、こうやってみると黒もいいなと思います(笑)。5人のヒーロー全員、顔や動きに個性があって、どれもカッコいいですね。

●回を重ねていけば、カグラギを応援してよかった…と思えるように

――「ニコニコしながら嘘をつく二枚舌、三枚舌」と設定されているカグラギの人物像について、どう思われましたか。

最初にギラ/クワガタオージャー(演:酒井大成)と関わるとき、ちょっと「悪い人」っぽい印象を持たれるんじゃないかと思っています。下手をしたら嫌われてしまうかも……。でも、そういうところが面白いキャラクターなんです。

――カグラギを演じていて、楽しいところはどこでしょう。

表向きの行動と違って、心の中で反対のことを考えている、企んでいるという部分を演じるときです。嘘をついているとき、含みを持たせるような微笑みを見せたりして、そういった細かな表現をするとき、楽しさを感じています。

――心に何かを秘めながら、表向きは別なことをしているというのは、「大人」のお芝居だといえますね。

撮影が始まってすぐのころ、上堀内佳寿也監督や脚本の高野水登さんからも「子どもには、ちょっと難しいかも」って言われました。でも同時に「回を重ねるごとにカグラギの良さが出てくる、いい役だから頑張ってね!」と励ましていただいたんです。今まで体の大きさを活かした、豪快な役柄を演じることが多かったのですが、今回の撮影でいろんな方たちから「顔を作るのが巧い」と褒めていただいたんです。思っていることとやっていることに違いがある、微妙な心境の変化がふと表情に現れるカグラギの様子が、面白く映っていればいいなと思いました。

――元ラガーマンの佳久さんだけに、力強いアクションが期待されていると思います。カグラギはどんなアクションスタイルなのでしょうか。

今でも体を動かしたりするのは好きなものですから、アクションにはこだわりたいですね。戦略・知力に長け、最初は争わないのかなと見せかけて、実は戦えばものすごく強いというのは、カッコいいですから。現段階ではまだカグラギの激しい戦闘はないようなので、これから剣を使ったカッコいい立ち回りがたくさんできるよう頑張っていきたいです。

――佳久さんは5人の王様の中では最年長ですね。やはり役を離れると、みなさんを引っ張る兄貴分的立ち位置なのでしょうか。

ぜんぜんそんなことなくて、他の若い仲間たちを背後から「見守る」タイプです。みんな若いのに、率先して動いたり、周囲への気遣いもできたりする。僕としてはただ、見守っているだけで彼らがどんどん成長していくという印象。とても頼もしいです。

――今後、戦隊ヒーローの大好きな子どもたちと接する機会が出てきそうな気配です。佳久さんは子どもがお好きですか?

ラグビーをやっていたころは、子どもたちにラグビーを教える機会が定期的にあって、けっこう人気があったといいますか(笑)。みんな慕ってくれていました。今でもすごく楽しい思い出として、心に残っています。身近にも、先輩や同期の方たちに幼いお子さんがいて、みんな『キングオージャー』の放送を楽しみにしているようなんです。今後イベントなどいろいろな機会で、子どもたちと仲良くなれたらいいな、と願っています。

――最後に佳久さんから、『王様戦隊キングオージャー』カグラギの見どころを聞かせてください。

カグラギは裏と表を使い分けるとか、「民を守る」目的のためには手段を選ばないとか、ヒーローらしからぬダーティな部分が多々あるんですけど、まずはその行動を追っていただいて、彼の真意を確かめてください。回を重ねていけば、カグラギを応援してよかった……と思えるようになりますので、そのとき、さらに愛していただけるのではと期待しています。1年間、頑張りますので、どうぞ熱い応援をお願いします!!

(C)テレビ朝日・東映AG・東映

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