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持ち運びできて頑丈でバッテリーが長時間もつノートPC 3選

2023年03月30日15時37分 / 提供:マイナビニュース


ノートPCを買う

ノートPCは業務においても、学業においても欠かすことのできないデバイスだ。必要性の高いデバイスであり、多くの人が利用するデバイスでもある。そして、ノートPCは消耗品でもあるので、ある程度使い込んだら買い替える必要がある。

就職や転職、入学や卒業といった人生の転機は、人生に関わってくるガジェットやギアを新調するよいタイミングだ。気持ちの切り替えにもなるし、モデルによっては新しいほうが性能が優れていることがある。ノートPCの買い替えをこういったタイミングに当てるのは悪くない選択だ。
選定の基準

現在、さまざまなメーカーから、さまざまなノートPCが販売されている。この状態で、1台のノートPCを選び出すのは難儀だ。

ノートPCはITツールであると同時に嗜好品の側面も備えており、必要となるスペックを満たしていれば、あとは個人の好みで選べばよいところがある。

本稿では、以下をノートPCを選ぶポイントとして、これを満たすモデルを紹介していく。

毎日持ち運びができる重さであること
毎日持ち運んでも壊れない強い筐体であること
バッテリーでそれなりに長い時間駆動すること

ディスプレイが大きいモデルほど快適に使うことはできるが、重量がかなりの重さになってくるので、持ち運びという点では難だ。ゲーミングPCのように高い性能のノートPCも便利ではあるが、こちらも持ち運びにやや難がある。廉価なモデルは購入しやすいものの、筐体の強度にやや不安が残るモデルが多い。

毎日持ち運べる重量で、筐体が丈夫で強度が確保されており、かつ、バッテリーのみでもそれなりに長時間使用できる、本稿ではこれを選択のポイントとする。

仕様のポイント

ノートPCのスペックは高ければそれだけ快適になるが、スペックがよくなれば価格も上がる。予算を超えてしまっては、買うことができない。

ここではノートPCを選ぶにあたって、次の2つのスペックに注目することをお勧めする。
(1)ディスプレイの解像度が高いモデルを選択

廉価なモデルはFHD (Full High Definition)で1920x1080の解像度になっていることがある。現在、FHDは2つ以上のアプリケーションを起動して作業を行うには狭いと感じることが多い。据え置きで4Kや8Kといったディスプレイを使っていると、なおのことFHDのノートPCは狭くて使いにくいと感じる。

解像度が高くなると表示が小さく細かくなるので、高齢になってくるとつらいが、それでも表示できるのとできないとのでは雲泥の差が出る。ディスプレイはFHDよりも高い解像度のディスプレを選択する。カスタマイズモデルはほかの仕様を変更するとディスプレイがいつの間にかFHDになっていることもあるので注意して選ぶ
(2)Windows 11を使う場合、メモリが16GB以上のモデルを選択

Windows 11は8GB以上のメモリでの使用が推奨されているが、この容量では少々心もとない。多くのアプリケーションを同時に使ったり、負荷の高いソフトウェアを使ったりすると苦しくなってくる。

予算に余裕があるなら16GB以上を選択したい。どうしても予算が伴わないなら、ディスプレイの解像度を優先した上で、メモリを8GBまで妥協することを考える

ディスプレイの解像度は特に、作業効率に直結するのでよく検討しよう。Webブラウザを使いながら、Microsoft WordやMicrosoft Excelを使うといったことも多いだろうが、FHDでこれをやるとかなり画面が狭いと感じるはずだ。家電量販店や専門店で実機に触って確認しながら検討しよう。

それでは以降に、上記ポイントから絞ったモデルを3つ取り上げる。ノートPCを検討する際の参考にしてもらえれば幸いだ。


Dell XPS 13

DellはノートPCに関して複数のブランドを提供している。エントリーレベルから中級者レベル向けに提供している価格性を重視したInspironシリーズ、ゲーミングPCを狙ったDellGシリーズ、エンタープライスユーザを対象としたLatitudeシリーズ、高品質で優れたパフォーマンスのXPSシリーズなどがある。

ここでは、XPSシリーズから「Dell XPS 13」を紹介する。

Dell XPS 13は13.4インチのディスプレイを備えたモバイルノートPCだ。「295.40mm x 199.40mm x 13.99mm」というコンパクトなサイズで重量も1.17kg、さらに筐体がアルミニウムで頑丈であり高級感がある。ディスプレイの解像度は3840x2400のモデルが用意されているので表示も十分だ。

Dell XPS 13はWindowsノートPCとしては高級感のあるモデルであり、性能も高くサウンドも優れている。サイズも小さく、カスタマイズの条件を厳選すれば価格も低く抑えることができる。バッテリ駆動もそこそこ長い。最初のWindowsノートPCとしても、長く付き合っていくモバイルノートPCとしてもオススメできるモデルだ。
Microsoft Surface Laptop 5 15インチ

MicrosoftはSurfaceシリーズでタブレットとしてもノートPCとしても利用できる2-in-1モデルを提供している。コンパクトで低価格な2-in-1デバイスであるSurface Goシリーズ、高性能でキーボードカバーが取り外し可能な2-in-1デバイスであるSurface Proシリーズ、デタッチャブル2-in-1デバイスであるSurface Book、薄型軽量のノートPCであるSurface Laptopシリーズなどがある。

ここでは、Surface Laptopシリーズから「Microsoft Surface Laptop 5 15インチ」を紹介する。

Microsoftが設計および開発を行っているタブレットおよびPCシリーズがSurfaceだ。2-in-1モデルのデバイスが多いが、そうしたシリーズの中にノートPCタイプのSurface Laptopがある。

本稿執筆時点で、Surface Laptopシリーズの最新版であるSurface Laptop 5には15インチのモデルが用意されている。15インチ以上のディスプレイを備えたノートPCは他のメーカーも提供しているが、重量がそれなりの重さになってきて毎日持ち運ぶとなるとちょっと考えてしまうところがある。

Surface Laptop 5の15インチモデルは15インチのディスプレイを備えながらも、持ち運ぶのには許せるレベルの重量に収まっている。しかも筐体はアルミニウムで丈夫であり、高級感もある。デバイスとしての出来がよく、ディスプレイ開閉の心地よさやデバイスとしての高級感なども優れている。

Dell XPS 13といった13インチモデルを操作してみてディスプレイが狭いと感じたようであれば、Microsoft Surface Laptop 5 15インチモデルを触ってみて欲しい。持ち運びを前提としたとして、強度が期待できそれなりの重量に収まっているのはこのモデルが代表的だ。15インチ以上のサイズのモデルでさらに軽量なモデルもあるが強度に不安が残ったり、重量が結構重くなってくるものが多い。Microsoft Surface Laptop 5 15インチはそのあたりのバランスがよくできている。


MacBook Air M2チップ

WindowsノートPCではないが、ノートPCを選ぶときはAppleのMacBookも検討に入ってくる。AppleのMacBookはアルミ筐体で丈夫であり、パフォーマンスも高い。本稿執筆時点では、Appleシリコンを搭載したMacBook ProとMacBook Airが販売されている。

本稿では、MacBook Airシリーズから「MacBook Air M2チップ」を紹介する。

すでにiPhoneやiPadを使っているなら、ノートPCとしてMacBook Airを選ぶというのは悪くない選択だ。AppleはAppleプロダクト間のシームレスなコネクションを提供しており、Appleプロダクトで固めていくとなにかと便利になる。

AppleのMacBookは他のWindowsノートPCと比較すると高価になりがちだったが、プロセッサにAppleシリコンを使うようになってからは価格差はそれほど気にならない。

先日、「Parallels Desktop 18 for Mac」がMicrosoftからWindows 11 ProおよびWindows 11 Enterpriseに公式に対象した仮想化ソフトウェアとしての認定を得た。このため、MacBook Air M2チップでも公式にARM版のWindows 11 ProやWindows 11 Enterpriseが使用できるようになった。

Windowsを使いたい場合は、Parallels Desktop 18 for MacとWindows 11 Proのライセンス料が追加で必要になるが、MacBook Air M2チップ1台でMacとWindowsの双方が利用できるデバイスが用意できるわけだ。なかなか悪くない選択だ。
Windows 11 HomeからProへのアップグレードも検討

日本で販売されているWindowsノートPCは、Windows 11 Homeエディションを搭載していることが多い。この状態で不満がなければ問題ないが、開発目的でWindowsノートPCを購入した場合はHomeエディションでは機能が足りないことがある。特に仮想環境でLinuxを使う必要があるなど、開発者向けの機能が必要になってくるとHomeでは利用できない機能がある。

その場合は、購入時にWindows 11 Proを選択するか、購入後にMicrosoft StoreからWindows 11 Proへのアップグレードライセンスの購入を検討するとよい。Windows 11 Proになると仮想環境系の機能がフルで利用できるようになるなど、Homeでは利用できない機能が利用できるようになる。

専用のアプリケーションを購入するよりもWindows 11 Proへアップグレードする方が廉価で済む可能性があるので、そのあたりを含めて検討してもらえればと思う。
実機に触って検討してみよう

ノートPCはオンラインショッピングだけでも注文できるが、使いはじめたら数年間は使うことになるデバイスなので、可能ならば家電量販店や専門店などを訪れて目をつけたモデルを触って使ってみよう。スペック表からはわからなかったことが見えてくるかもしれないし、近くに置かれていた他のモデルを気にいるかもしれない。長く使うことになるデバイスであるだけに、実機に触っておきたいところだ。

また、用途がはっきりしているなら、その目的に応じてモデルを選択しよう。例えば、動画編集やグラフィック関連の編集が主な操作内容なら、ここで選んだモデルはグラフィックパワーで不満が残る可能性がある。用途がはっきりしているなら、その用途を満たす最低限のスペックを調べ、そこからモデルを絞り込んでみよう。

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